Reach One|株式会社ビズリーチ(BizReach)【企業公式ブログ】

株式会社ビズリーチの公式ブログ「Reach One(リーチワン)」です。 Reach Oneでは、ビズリーチのメンバーやプロジェクトの紹介、社内外のイベントレポートなどを通じて、「ビズリーチのイマとこれから」をお伝えします。

REACH ONE

ビズリーチのイマとこれから

結局どの会社がいいの?キャリアに悩むインターン生が考えた

はじめまして!
ビズリーチのサマーインターンに来ている、19年新卒の小芦(こあし)です。
私は今回、新しい働き方をつくる事業を展開するビズリーチにきたので、この機会に「これからの時代のキャリアのつくりかた」について考えてみました。

今回の記事は、特に「会社をどう選ぶか」に悩む学生のみなさんに読んでいただきたい内容です。

いろいろな会社を見たけれど結局どう選ぶ・・・?

「転職が当たり前の時代が来るからこそ、ファーストキャリアが大事だよ!」と社会人の先輩に言われ、会社選びで失敗したくないという気持ちから、就活を始めた私。「夏は幅広くいろいろな企業を見たほうがいいよ!」という先輩のアドバイスに従って、外資コンサル、日系大手、ベンチャーと幅広くサマーインターンに参加しました。しかしサマーインターンに参加した企業は、どれもそれぞれの良さがあり魅力的で、「結局、私はどの企業を選ぶべきなのか?」という問いに確信を持って答えるのは難しいと感じました。

そこで今回、同じような悩みを抱える就活生のみなさんのためになるものをお届けできればと思い、ビズリーチで働く二人に、どのような軸でキャリア選択をしてきたかについて、お話を聞いてきました。

一人目はビズリーチに新卒で入社し、現在3年目でBizHintという企業の人事向けメディアを運営する事業部で働く大森さんです。

f:id:bizreach:20170915103556p:plain

大森 厚志 / Atsushi Omori
株式会社ビズリーチへ2015年新卒入社。内定時より、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」のカスタマーマーケティング部でインターンを実施し、入社後は「ビズリーチ」のアプリマーケティングに従事。その後経営企画・事業企画部、地方創生支援室などを経て、2016年12月より人事・経営者向けニュースメディア「BizHint HR」を運営するBizHint事業部のSEO責任者、企画業務などビジネスサイドを幅広く担当。

重視したのはバッターボックスに立てる回数

小芦:大森さんは学生のとき、どういう軸で企業選びをしていましたか?
大森:バッターボックスに立てるチャンスが多いかということは僕の企業選びの軸でした。僕は学生のころから、自分の手で事業づくりをしたいと考えていて、意思決定の機会(バッターボックスに立てるチャンス)が多いことは重視していました。
その点で、この会社はとてもいい環境だと思っています。現在僕は、人事・経営者向けニュースメディア「BizHint HR」を人事・経営者の方に知っていただき、使い続けていただくためのマーケティング施策を打ったり、読者に課題解決のヒントをご提供するため、先進的な取り組みを取材したりと幅広く担当しています。一年前に立ち上がった成長途中のメディアなので、次々と新たな挑戦ができてとても面白いです。

人のキャリアは会社ではなく個人に紐づいている

小芦:新卒でベンチャーに入ることに不安はありませんでしたか?
大森:はい、ありませんでした。人のキャリアは会社ではなく個人に紐づいているという思想なので、「大手かベンチャーか」と二項対立的に考えることに意味はないと思っています。いかなる環境でも、本人の捉え方・取り組み方で得られる経験は大きく変わると考えているためです。そのうえで、あえて自社を例に取り「ベンチャー」の価値を述べるとすれば、変化の激しい環境下で自分自身を試し続けられることにあると考えています。刻一刻と状況が変わるので、自分の立ち振舞いひとつでチャンスが無限に広がる感覚がありますね。

f:id:bizreach:20170915103651p:plain

会社が目指す世界観への共感

大森:それから、ある人から言われた「せっかく商売するなら、世直しするようなビジネスをやろう」という言葉が、僕の企業選びのもう一つの軸でした。だから「世の中の不をビジネスを通して解決しようと挑戦し続ける会社」を見ていました。ビズリーチは「働き方」に関する社会課題の解決をインターネットを通じ行っていて、日本のHRテック(Human Resource×Technology)の先陣を切っているなと思ったことを覚えています。
現在の仕事と照らし合わせても、終身雇用制が崩れ雇用の流動化が進む中、BizHint HRというメディアを通し組織や企業文化作りの要である「人事」の方に対し、情報や機会をご提供できることは非常に価値あることと感じています。
小芦:大森さんありがとうございました!

次は、中途でビズリーチに入社され、ビズリーチ事業のマネージャーとして活躍している今村さんです!

f:id:bizreach:20170915103907p:plain

今村 慎太郎 / Shintaro Imamura
2012年、大手人材サービス会社に新卒入社。大阪支社にて人材紹介事業の法人営業を担当。2013年7月、ビズリーチ入社。入社後は一貫してビズリーチ事業に携わり、新規顧客開拓から既存顧客へのコンサルティングと幅広い業務に従事。2016年2月からマネージャーとして、チーム運営やメンバー育成の役割を担う。2015年2月 半期全社MVP、2016年8月 半期全社ベストマネージャー賞、その他部内MVP、VP各賞を受賞。

頼れるのは自分自身の力だけ

小芦:新卒で会社を選ぶときにはどういった視点で選ぶべきだとお考えですか?
今村:この先、日本では、終身雇用制度はなくなっていき、自分自身の力しか頼れなくなっていきます。だから、失敗をたくさん経験しておくことが大事です。

選ぶべきは早くから失敗経験を積める会社

今村:だから、若いうちから責任ある立場を経験でき、失敗を受け入れてくれる会社を選んだらいいと思います。ビズリーチでは、会社としてリスクを負って、新卒入社の社員に重要な役割を担わせています。それは、会社をつくっていく存在として彼らへの教育が大切だと考えているからです。

f:id:bizreach:20170915104224p:plain

「課題を解決したい」という思い

小芦:今村さんは、新卒のとき、どういった基準で企業を選んだのですか?
今村:当時から、「事業をつくることで課題解決がしたい」という思いがありました。それは今も変わらないですね。
小芦:前職はどういったお仕事をされていたのですか?
今村:前の会社は大手人材サービス会社で、私は人材紹介事業の法人営業をしていました。企業に、どんな人材採用したいかヒアリングし、社内のデータベースから合いそうな求職者の方を探して推薦する仕事です。
小芦:ビズリーチに入社を決めたのはどうしてですか?
今村:人材紹介サービスでは、企業は紹介された求職者にしか会えないという構造上の課題がありました。そういった中で、採用市場を可視化して企業が直接、求職者にアプローチできる仕組みをつくっているビズリーチの存在を知ったんです。「事業をつくることで課題解決がしたい」という新卒のころの思いに立ち返り、自分の感じた課題を解決する手段を持っている会社があるなら、そこに入ろうと決めました。

お二人ともお話ありがとうございました!

大事なことは、会社の名前ではなく自分のスキル

お二人の話をきいて、キャリアを考えるときには、会社の名刺ではなく、自分個人の名刺で仕事をする意識が必要だと考えました。「転職が当たり前」と言われると、つい「有名企業出身です!」と言えたほうがいいのかなと思ってしまいます。しかし、転職が当たり前だからこそ「あなたは何ができるのか」が本質的に重要なことなのだと、お二人のインタビューから学びました。

そのため、会社を選ぶときには、その会社でどんな経験・スキルが得られるのかを見る必要があると思いました。そのうえで、ファーストキャリアの会社を見るポイントとして、大森さんは意思決定の機会が多いこと、今村さんは失敗経験をたくさん積めることをポイントして挙げてくださいました。

会社を選ぶときには、社員の方とお話をする機会がたくさんあると思います。そのときに、入社何年目でどういった仕事を任されるのかなど具体的にきいてみると、その会社でいつどんなスキルが身につくのかが分かると思います。

インタビューではお二人とも、仕事を通じて多くの経験・スキルを吸収していました。それは、お二人が、HR領域で課題解決をするという事業の方向性に共感し、やりがいを持って働いているからだと思います。自分の名刺で戦えるようにスキルを身につけるためには、価値観の合う会社で働くことが重要だと言えるのではないでしょうか。
そのため、自分が本当に情熱をもって取り組める事業や仕事内容か自分に問いかけ、それに合う会社を選んでいくことが大事だと思います。

まとめ

お二人のインタビューを通じて分かったことは 個人の名刺で働くために、スキルがつく環境のある会社を選ぶ とよいということです。

そのために、

  • 会社選びの際には、具体的に入社何年目でどんな仕事を任されているかを聞く

  • 何に対してだったら頑張れるか、自問自答してみる

の二点を意識するとよいのではないでしょうか。

私は、お二人にインタビューをするまで、「なんとなく興味のある教育関係の企業かな?」「とりあえず若いうちは成長できると言われる人気企業かな?」と考えていました。
これからは、お二人の話から分かった、「自分個人の名刺で仕事をする意識」を忘れず、納得できるキャリア選択をしたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

この記事を書いたメンバー

小芦 昇子 / Shoko Koashi


1994年生まれ、愛知県出身。東京大学教育学部に在学中。大学では、ビッグバンドジャズのサークルや、東南アジアの学生と交流する学生団体で活動。今年の5月までシンガポールに交換留学に行っていたことから、インターン中のニックネームは「ポール」。将来は子ども一人ひとりがいきいきと暮らせる社会づくりに貢献したい。

「No.1成長可能性都市を盛り上げる!」福岡オフィスのご紹介|Reach One REGIONAL vol.2

はじめまして!ビズリーチ福岡オフィスの馬場と申します。
「Reach One REGIONAL」第2弾となる今回は、福岡オフィスの様子をお届けいたします。 前回は、関西オフィスについてご紹介しました!

reachone.bizreach.co.jp

『 観光都市 Fukuoka 』は実はスタートアップが多い

皆さん、「福岡」というとどんなイメージを抱かれますか??

明太子、水炊き、モツ鍋、豚骨ラーメン、福岡ソフトバンクホークス、沖ノ島、志賀島の金印・・・ f:id:bizreach:20170911180509p:plain f:id:bizreach:20170911181622p:plain

美味しいものがいっぱいの観光都市としてのイメージをお持ちの方も多いと思います。 事実、街中は毎日、海外からの観光客でとっても賑わっています!

そんな福岡ですが、実は、全国21主要都市の中で、「開業率の高い都市ランキング(※1)」3年連続1位といった起業支援都市としての顔も持ち合わせているのです!
※1 出典:福岡アジア都市研究所「Fukuoka Growth July2016」、各都道府県労働局

福岡市は、2014年に国家戦略特区に指定されて以降、「グローバル創業、雇用創出」にむけて、産学官民が協力して、新たな雇用を生み出そうといろいろな施策を実施しています。

『福岡市スタートアップカフェ』で講演後には長蛇の列?

その代表的なものの1つが「福岡市スタートアップカフェ」です。 「福岡市スタートアップカフェ」とは、スタートアップのエコシステムを構築するため、多種多様な人たちが集い、新しい価値を生み出すプラットフォームになることを目指して、福岡市が開設したものです。

スタートアップがイノベーションを起こし、既存の企業も巻き込みながら経済成長を牽引することで、新しい雇用が生まれ、地域全体が活性化する…という効果が見込まれています。

スタートアップカフェ内では、起業・創業に役立つ書籍を無料で読むことができたり、電源やWiFiのある環境を創業の準備やセカンドオフィスとして活用することができます。さらには、新しい事業を興したい人と、起業家を支援したい人の交流を生むべく、毎月多数のイベントが開催されており、無料で参加することができます。

実は、ビズリーチもこの「福岡市スタートアップカフェ」のサポーターとして参画しており、毎月1回、起業を志す、また起業をされて間もない方々にむけて、「採用のノウハウ」を提供するセミナーを開催しています。

毎回、多種多様な方々にご参加いただいており、セミナー終了後には講師の佐藤の前に長蛇の列ができています!

スタートアップ期の企業様が抱える課題、それは・・・

スタートアップカフェの他にも起業を支援する制度や仕組みが多々あるため、福岡には多くのベンチャー企業が集まっています。 そんな勢いのあるベンチャー企業がますます事業拡大していくためには、当然「人材」の力が必要不可欠です。なかでもリソースが非常に限られているスタートアップ期においては、入社後すぐに活躍してくれる“即戦力人材の採用”が最重要課題です。

しかし、多くのスタートアップ企業の方々は、

  • 初めての採用でどうしていいのか分からない
  • 起業したてで、会社の知名度がまだまだ…それでも人は採用できるの?
  • 即戦力人材との出会い方が分からない
  • とりあえず募集は出してみたけど、全然採用できない

などなど、採用に対して多くの課題や不安を感じられています。 そして事実、福岡オフィスでも多くの企業様からこういったお声を伺っています。

スタートアップ企業の成長を牽引できるような即戦力人材は、待っているだけではなかなかやってきてくれません。 だからこそビズリーチは、従来型の待ちの採用ではなく、企業が主体的に手段を考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクト・リクルーティング」の実現をご支援しています。

人事機能がない。初めての採用。でも年間採用計画10名以上!!

「初めて『採用活動』というものを行うことになりました。今までは、それぞれの人脈から仲間を増やしてきましたが、それだけじゃ全然足りないんです。今年も年間で10名以上採用しないといけないのですが、どうすればいいでしょうか…?」

これは実際に私がコンサルティングさせていただいたお客様の事例です。創業間もない企業様で、まだ人事機能も持っていない企業様でした。

さらに詳しくお話を聞いていくと、たくさんの課題があることが分かりましたが、それらの課題は大きく3つに分類することができました。

  1. 採用に関する知識が全くない

  2. 採用したい人材の要件が定まっていない

  3. 面談・面接をどうやればいいのか分からない

そして年間10名以上の採用をコミットするため、まずは上記3つの課題を1つずつ解決していくことにしました。

課題1. 採用に関する知識が全くない

この企業様は、今までいわゆる『社員紹介』のみで採用を行ってきました。そのため、これから仲間を増やしていくにあたり、どういった手法を組み合わせて採用活動を行えばいいのか?そもそも今の採用手法、採用市場はどうなっているのか?採用プロセスはどう設計すべきか?等、採用に関しては全くノウハウをお持ちではありませんでした。

そこで、まずは取締役2名の方向けに、ビズリーチが毎月開催しているセミナー「ビズリーチ・アカデミー」にご招待しました。 「ビズリーチ・アカデミー」は、ビズリーチをご導入採用いただいた企業様に、現在の採用市場について、採用成功につながる採用プロセス、採用成功を実現するためのポイント、企業様として持つべきマインド、等をご理解いただくためのものです。 このセミナーにご参加いただいた結果、採用を会社の最優先課題とし、全社をあげてコミットいただけることになりました。

課題2. 採用したい人材の要件が定まっていない

また、この企業様では10名以上を採用したいという目標数値は決まっているものの、具体的にどんな人材を採用したいか…という人材要件は決まっていませんでした。 そこで、CSO、CMO、CTOの方々にお時間をいただき、まずは現在の事業と今後の展望について詳しくヒアリングしました。As isとTo beを明確にすることで、その差分を埋めるためにはどんな人材が必要なのか、洗い出すことができます。またそのうえで、ターゲットに訴求する企業様の魅力も整理していきました。 このようなステップを経て、今どこでどんな仕事をしている方に、自社のどういった魅力を打ち出せばいいのかということが明確になり、企業様に採用までのプロセスをより具体的にイメージしていただくことができました。

課題3. 面談・面接をどうやればいいのか分からない

今回のお客様は初めての本格的な採用活動ということで、面談・面接で誰が何を行えばいいのか、といったノウハウもお持ちではなかったため、この課題に対しては「面接官トレーニング講座」を企画・実施しました。

面接官の役割分担、面談・面接時のヒアリング内容、候補者様の情報管理に至るまで、ワーク形式で実施することで、実際の面接にすぐに活かしていただける内容にしました。 さらに、実際の面接が始まってからは、必ず面接前後に経営層の方と打ち合わせを実施しています。面接前には、候補者様の情報のおさらい、候補者様へのヒアリングポイント、訴求ポイント、面接の流れを再確認。面接後には、候補者様の転職軸、希望条件、ご本人の意向、さらには、求職者様の家族構成やご家族の意向までを確認し、今後の進め方を一緒に考える時間を設けています。

結果、現時点で採用目標の約半数の方を採用できており、お客様の経営陣からも嬉しいお言葉を多数いただいています! 特にスタートアップの企業様となると、採用の成功がよりダイレクトに経営に影響するので、その喜びもひとしおです。

福岡オフィスについて

最後に、福岡オフィスについて簡単にご紹介させていただきます。
福岡オフィスは、ビズリーチの全拠点の中でも最も新しく、今年の10月で2周年を迎えます。 当初、全社員の中から立候補した若手社員2人が拠点立ち上げメンバーとして、九州マーケットの開拓をスタート。 その後、同じ志を持った1人増え、2増え…今では7人のオフィスになりました!

福岡オフィスのメンバーは、バックグラウンドこそ異なるものの、「九州経済を盛り上げたい!」という熱い共通の思いを抱いたメンバーで、日々、九州の企業様のご支援をしています。オフィスは西中洲という、非常に便利な立地で、窓から見える景色もとても綺麗です!

福岡は、成長可能都市ランキング1位に選出されるほどのポテンシャルを秘めた都市です(※2)。
これからますます福岡の企業様からのご要望が増えるなか、今以上にニーズにおこたえし、価値提供するにはもっと多くの仲間が必要です。
少しでもご興味もっていただけた方は、ぜひ下記の募集ページもご覧ください!

hrmos.co

※2 出典:野村総合研究所「成長可能性都市ランキング」

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

この記事を書いたメンバー

馬場 史年 / Fumitoshi Baba


前職の同期の紹介で2015年12月にビズリーチに入社。翌年3月に福岡へ異動。採用難易度の高い九州のお客様と二人三脚で採用成功を目指しています。

事業運営幹部に聞く!キャリアインタビュー|酒井 哲也(ビズリーチ事業本部長)

これまで新卒入社メンバーや若手社員を中心にインタビューをお届けしてきたReach Oneですが、今回からは各事業や組織をリードする幹部たちについても、定期的にお届けしたいと思います。

それぞれのメンバーがこれまでにどんなキャリアを歩み、どのような思いでビズリーチにジョインし、どんなビジョンを描いているのか、お伝えしていきます!

vol.1は、ビズリーチ事業本部長の酒井。
酒井は、新卒で入社した会社で民事再生という経験をしていますが、そこでの経験が現在の自分を形づくっていると話します。いくつもの壁に立ち向かいながらも、常に楽しみながら仕事をする秘訣を聞いてきました。

楽しみながら仕事ができれば、行き着いた先も楽しい

f:id:bizreach:20170905154640p:plain

酒井 哲也 / Tetsuya Sakai
大学卒業後、スポーツ関連の権利(ライセンス)を扱う会社に新卒として入社するが、1年半ほどで会社が民事再生申請。その後、大手人材サービス会社に転職。大手企業中心の営業を担当した後、RPO(採用アウトソーシング)部門の立ち上げを行い、部長を経験。2015年11月ビズリーチに入社し、2017年8月からビズリーチ事業本部長。

いろいろなものに憧れた学生時代

高校生までは、料理人になりたいとか、宇宙に関わる仕事に就きたいとか、いろいろな進路を考えていましたが、大学に入学するときにはマスコミで働いてみたいと強く思うようになりました。

なので、2年生から4年生まではテレビ局でADのアルバイトをしていました。報道もやりましたが、小・中・高とバスケットをしていて、スポーツへの興味、関心が高かったので、アルバイトをしながら、局内のスポーツ班の方とばかり仲良くなっていました。

実際に就職活動をする段階では、スポーツに何らか関わりたいと考え、はじめはスポーツ系の雑誌を出している出版社を中心に受けていました。出版社は残念な結果になってしまったのですが、スポーツに関わる仕事を探している中、スポーツの権利(ライセンス)ビジネスを行っている会社があることを知り、応募、入社が決まりました。

新卒なりに工夫した店舗運営

入社して1年半ほどで民事再生を申請してしまった会社でしたから、いろいろ苦労はしましたが、逆にここでの経験がなければ今の自分はないと思っています。

その会社では、ライセンスを生かしてユニホーム、グッズを製造・販売するなどしていました。全国に20を超える店舗があり、私が入社したときの同期もそれぞれ店舗に配属されました。配属最初の仕事は、マネキンの着せ替えでした(笑)。サッカーの日本代表戦の試合が翌日に控えていたので、マネキンのユニホームをバスケットからサッカーのユニホームに替える必要がありました。マネキンをどう動かせば、脱がせやすいのかも良く分からず、四苦八苦したのをよく覚えています。

店舗には半年間在籍したのですが、私は「いらっしゃいませ」を言わない店員と言われていました。なぜかと言うと、扱っている商品が、メジャーリーグで活躍する選手のサインボールなど高額商品。高額商品を扱う店であれば、頻繁に挨拶して多くのお客様を招くより、マニアックな知識でお客様に話しかけたほうが売れるのではないかと、自分なりに考えてのことでした。でも、そんなことは誰にも理解されず、よく上司と揉めていました(笑)。

その後、社長が突然交代。会社の売り上げはワールドカップの後、どんどん下降していたんです。スポーツ界は大きな大会が終わると主要な選手が移籍してしまいます。チームライセンスを扱っていたため、波が激しかったんです。ワールドカップ前までは売り上げも好調で、上場するのではないかと言われていた中での突然の出来事でしたが、スポーツのビジネスに興味をもってくれた出版社が会社を買い取ってくれ、なんとか存続できました。

経営企画に異動、民事再生を経験

この時期に、私は店舗から本社の経営企画に異動になりました。たまたま「若い人がバックオフィスにいたほうがいい」と引っ張ってくれた人がいたからです。偶然ですね。

異動して最初の仕事は「3店舗つぶす店舗を決めて、明日の店長会議で発表しろ」というものでした。話がいきなりすぎて、何をどうしたらいいか全く分からない状況でしたが、自分なりに数字を作って、翌日の会議で発表しました。そうしたところ、周囲の関係者に、とんでもなくキレられました。今思うと当然ですが……。店舗開発の部長にも、「おまえ何年目だ!おまえに何がわかるんだ!」と怒鳴られ、「誰が言ってるんだよ!」と言われたので「Excelがそう言ってます!」と答えたら、大げんかになりました(笑)。また、債権者集会の担当や、株主からの電話にひたすら謝るだけという経験もしました。本当に大変でしたね。

当時の上司からは「頭を使え」とよく言われました。事実をデータできちんと揃えて、ものごとを捉えなさいと。いきなり「P/Lを作れ」と言われたこともありました。当然、やったことがないので、わからない。どうしたらいいのか聞くと「そんなこともわからないのか」と言われてしまう。そりゃ分からないよと腹が立ちつつも、自分から「これ以上教えないでください」と啖呵を切っていました。その後は、自分でP/L会計の本を買って勉強しました。また、大学でも統計学をやっていたので、データの抽出もそれなりにできるようになりました。振り返ると、この時期があったからこそ今があると思っています。

人材ビジネス業界に転職して気づいた頭を使った営業の楽しさ

会社が一段落して、大手人材サービス会社に転職しました。会社の先輩に「お前は自由に意見が言えて、儲かるしくみが整っている会社でやり直したほうがいい」と言われ、紹介してもらったことがきっかけです。

実は、この会社で入社早々大トラブルを起こしました。本来、お客様にはお見せしてはいけない情報を出してしまったんです。お客様からは「特に公表しなくていいよ」と言われたのですが、会社は公表することを決断。いろんな方々にかなりの迷惑をおかけしてしまいました。その出来事があって、会社の懐の深さと自分のできなさ加減を痛感しました。その時から、私は誰よりも仕事を頑張ろうと決めました。がむしゃらに働こうと。

その後は、医療機器や自動車メーカーなど、大手企業の担当となり、頭を使って営業することの楽しさを知りました。

たとえば、自動車メーカーから100人のエンジニアを採用したいというご要望をいただいたとすると、ただ単にセミナーを開催するだけではなく、「全国にどれくらいエンジニアがいるのか、どの地域にエンジニアが多いのか、どこでセミナーを行うのが効率がいいのか」を常に考えていました。「神戸は機械系が多い、京都は化学が多い。それならば、大阪で1回開催する集客率と、神戸・京都で開催する集客率は、どちらがいいのか」そんなことを当時の上司から投げかけられ、頭を使って仕事をするというのはこういうことかと納得することができました。

f:id:bizreach:20170905154344p:plain

お客様のためのメンバーマネジメント

また、この時代にマネジメントについても学ぶことができました。当時、私は10社ほど自分の企業を担当していたのですが、「明日から50社担当してくれ。50社はひとりで担当できないなら、メンバーが4人いるけど、どうする? どうぞご自由に」と上司から言われました。言われた瞬間はどうして良いか途方にくれましたが、自分一人ではお客様のご要望に応えられないので、メンバーとシェアして、お客様の要望に応える仕事をするという感覚になりました。この「お客様のためには何ができるか」ということを追求するマネジメントスタイルは今でも変わっていません。

正直、マネジメントは苦手です(笑)。というのは、私は、組織にはいろいろな人がいると思っていて、いろいろな人がいるからこそ組織は楽しいと思っています。どんな人がいてもいいと思うんです。なので、人を怒りたいとも思わないし、自由にしてくれたらと思っています。ただ「お客様」という軸ができたら、話は別です。お客様にご迷惑をかけるようなことがあれば、メンバーを叱らなければならない。「お客様のためのマネジメント」です。

もう一つ、マネジメントが苦手な理由。それは、マネジメントには解がないからです。私は、解がある数学が好きです、大学も商学部でしたし。ですが、人には解がありません。解がないものを考えて続けても、永遠に解は出ない。その悩みが苦しいので、マネジメントは苦手だと感じています。でも、苦手と言いながらも、一方でその解がないことを楽しんでいるのかもしれません。実は、私は将棋など、人との駆け引きがあるゲームが大好きなんですよね。相手の動きが分からないから楽しい。結局、仕事って楽しみ方を作れるかどうかだと思っています。何をやっても楽しめる方が幸せですよね。

ビズリーチに入社した決め手は、代表 南の正直さ

前職のときから、代表の南とは接点があり、何度か話をしていました。しかし、話していたのは、スポーツに関するマニアックな話題ばかりです。当時、私にとってビズリーチは怪しい会社の代表格でした。そして、その怪しさを助長しているのが、南でした(笑)。ただ、転職の誘いがあったときのやりとりで、素直で正直な人だなと思い、入社することに決めました。

今期からビズリーチ事業を任され、さまざまな課題を解決しながら、お客様のためによりよいサービスにしていこうとメンバーとともに進んでいます。入社してから参加したリーダーシップ研修のときに気づいたのですが、私は新たな壁が出てきたときに、やる気になるんです。敵が出てきたら、やる気になる。そして、壁を見つけたら、壁がどういう構造になっているのかひたすら調べて分析する。今もそんな感覚で、楽しみながらやっています。

楽しみながら仕事ができる環境を提供し続けたい

もちろん、一緒に働くメンバーにも楽みながら仕事ができる環境を提供していきたいと思っています。ビズリーチのバリューには、「Work Hard, Play SUPER Hard」というものがあり、これには「どんなことでもエンターテイメントに変えて、目の前のことを、一生懸命楽しもう」という意味が込められています。組織が大きくなるにつれて、楽しさとかドキドキ感、ワクワク感がなくなったときに、企業は壊れはじめるものだと思っているので、メンバー一人ひとりが楽しめる環境をこれからも保っていきたいです。もちろん、私自身、誰よりも楽しんで働きたいと思っています。

私は「プランドハップンスタンス(計画的偶発性)」という言葉が大好きで、いま楽しいと思うことを選択し続けていれば、行き着いた先も楽しいと信じています。苦しさと楽しさは表裏一体なのかもしれませんね。



次回は、HRMOS(ハーモス)事業をリードする古野のインタビューをお届けします。
ありがとうございました!

※所属、業務内容は取材時点の内容です。

事業拡大に向けて会社のOSを作る!BPRチームが取り組んだ業務プロセス改善

こんにちは、新卒採用担当の荒井です。

ビズリーチは今年の4月で事業を開始してから8年が経ち、ビズリーチの他にキャリアトレック、HRMOS、スタンバイ、ビズリーチ・キャンパスなど様々な事業を生み出してきました。
このように複数の事業を運営するなかでは様々なビジネスプロセスが生まれますが、請求フローなど社内で統一すべきプロセスも事業単位で独自のやり方をしてしまうと、会社全体で見た時に無駄な工数がかかってしまいます。

そのため、会社の拡大フェーズにおいてそれぞれの事業を円滑に進めていくためには、お客様の目には見えない社内の業務プロセスを改善することが非常に重要ですが、いざ取り組むとなると複雑な課題に多く立ち向かうことになります。

今回はビズリーチの業務プロセスづくりを牽引してきた國分のインタビューを通じて、「スタートアップが事業拡大/多事業化するフェーズでぶつかりがちな課題と、解決のポイント」をまとめてみました!

f:id:bizreach:20170901104817j:plain

國分 佑太 / Yuta Kokubun
業務系コンサルにて、3年弱で10社の業務改革PJ支援を経験。その後EdTech系スタートアップのエンジニアに転身し、サーバー・フロント・インフラ等の開発全般とチームマネジメントを経験。ビズリーチに入社後はエンジニア、海外事業責任者、事業戦略BPRなどを経験し、現在はHRMOS事業部のプロダクトマネージャー。最近はデザインも勉強中。

会社全体のビジネスプロセスを最適化するBPRチーム

– BPR(Business Process Re-engineering)とはどんな部署ですか?

社内外における一連のビジネスプロセスを見直し、社内のムダや不合理な部分を省いて最適なプロセスを築くことを目的とした部署です。
ビズリーチでは、直近だと 2016年だけで3つの新規事業を立ち上げるなどスピード感をもって複数の事業を展開してきましたが、複数事業の体制を立ち上げるフェーズにおいては、それぞれの事業における独自のビジネスプロセスが存在していました。しかし、それらのビジネスプロセスを比較してみると、請求のフローやBtoBマーケティングなど、事業部毎ではなく会社全体として共通化できる点が見えてきました。業務の中で「あれ、この問題は前にも解決したことがあるな」と感じた経験がある方は少なくないと思いますが、同じ問題を二度解くことはコスト増加につながってしまいます。
このような会社全体における課題を解決していくことが、我々BPRのミッションです。

– 先日のイベントには多くの方が参加されていましたね

はい、「UX改善で必要なことは、業務システム改革から学んだ」というイベントを開催し、当日は70名近い方々にご参加いただきました。

f:id:bizreach:20170824095505p:plain d-cube.connpass.com

– どんな内容のイベントでしたか?

先ほどお話した通り、複数事業を素早く展開していくには「同じ問題を二度解かない」事が非常に重要です。特に、スタートアップはリソースが限られています。

イベントでは、ビズリーチが成長速度を加速させるにあたり、同じ問題を二度解かないために、業務プロセスをどう改善していったのか、またその過程において大変だったことや工夫したことなどをお話させていただきました。

– もう少し詳しい内容を聞かせてください!

では、イベントでお話した内容もピックアップしながら、実際にBPRチームがどのような課題に対して、どのような施策を行ってきたのか、お伝えしますね。

スタートアップが事業拡大/多事業化するフェーズでぶつかりがちな課題と、解決のポイント

BPRのゴールは、それぞれのサービスが提供できる価値を最大化することです。その観点から、今回は特に2つの課題について取り上げたいと思います。 

課題1:接点を持った顧客データを活用しきれず、複数サービスを効率的にお届けできない。

まず一つ目は、過去に接点を持った多くの顧客(法人のお客様)データがあるにも関わらず、なかなか活用できないという課題です。
Webでのお問い合わせ、訪問、イベント、以前にご契約実績あり、など様々な経路で過去に接点を持ったお客様や、複数のサービスで接点を持ったお客様のデータを活用しきれないが故に、眠ったままの状態になってしまうことが多々ありました。

解決のポイント

ポイントは「データの一元管理」と「お客様のモチベーションの適切な可視化」です。
サービスAを提案した結果、お客様からご期待いただけなかった場合でも、サービスBの需要はあるかもしれません。全てのサービスにおいて顧客価値を最大化するためには「だれ」が「何」を「いつ」必要なのかを出来る限り正確に把握しておくことが必要です。そして、この課題の多くはMAツールを使うことで解決できます。

ビズリーチの事例

以前は「データの一元管理」が徹底できておらず、色々なシステムにデータが散在していました。
例えば、Aさんと言うお客様と3回色々な経路で接点を持つ時、別々のシステムで管理していると同じAさんと考えられないため、「Aさんと以前接点を持った」という事実を管理できない。そうすると、Aさんは3回「初めましてビズリーチのXXですが」という連絡を受けてしまう可能性があり、とても良い体験とは言えません。こういった問題を解決するため、ビズリーチではお客様との接点データは必ずMAツールのMarketoに集約するようにしました。データ登録時に「以前に接点があったお客様か」を検知するためです。その結果、データの一元管理を高い精度で実現でき、お客様体験の大幅な改善につながっています。

「データの一元管理」と同時に取り組んだのは、「お客様のモチベーションを適切に可視化する」ことです。
お客様のサービスに対するモチベーションは、一般的にはセールスが接点を持った瞬間が一番高く、その後は徐々に下がっていきます。にもかかわらず、以前はその部分が考慮されておらず、図らずも「温度感が下がらない」前提でスコアリングされてしまっていました。モチベーションが高いとシステムに表示があり、それを頼りにセールスがご連絡をしてみたら、実際には過去に接点を持ったタイミングからかなり時間が経ってしまっており、お客様は既に興味をなくしていた、といったこともありました。
そこで、時間の経過と共にモチベーションが下がっていくようアルゴリズムを改善し、その後も細かい改善を続けました。その結果、モチベーションの可視化精度が向上して、今まさにご興味を示してくださるお客様にタイムリーにご連絡ができるようになり、そういったお客様に圧倒的にサービスを提供しやすくなりました。

課題2:「同じ仕事」を「違う部署」が「各自のやり方」でやっている問題

一般的に「受注」や「請求」などの業務プロセスは、複数事業間で共通化できる部分があるにも関わらず、それぞれの部署の中で独自のプロセスを組んでしまいがちです。結果として経理などの複数事業に関わって仕事をするセクターでは、事業部ごとに異なるプロセスを把握する必要があるため業務が複雑になり、注力しなくてもよい仕事に時間を取られてしまいます。また、業務の引き継ぎの難易度も上がります。

解決のポイント

まず最初のステップとして、目の前の仕事が事業価値を生み出す仕事なのか、間接業務なのかを見分ける必要があります。その上で、間接業務なのであれば他事業と共通化していきます。提供するサービスの内容が異なる場合でも、ビジネスプロセスにおいて社内で共通化できる部分は多く存在します。プロセスの共通化を達成できると、社内の貴重なリソースをお客様への価値提供に多く割りあてることが可能になります。

ビズリーチの事例

1年ほど前、社内で別々に作られた請求機能が2つ稼働していました。
2つ目が作られた当時は会社が職能別組織体制を止め、事業部制を開始したばかりの時期。各事業部ごとに意思決定をするようになった結果、事業部ごとの連携が薄くなり、「法人のお客様に正しい金額で請求書を発行する」と言う全く同じ目的の機能が、それぞれの事業部ごとに一から開発されてしまっていました。そしてその結果、営業事務・経理・メンテナンスするエンジニアの工数が二重管理で浪費されてしまっていました。
このままでは新規事業が増える度に間接業務の余計なコストが発生してしまう。そう考え、請求機能を一元化することにしました。プロジェクト完遂後は情報転記コストゼロ・請求業務の省力化・メンテナンスするエンジニアの工数削減が達成できました。結果、削減された分の工数をお客様への価値提供に近い業務に割り当てる事が可能に。「複雑・ミスができない・止められない」と言う非常に難易度が高く、苦しいプロジェクトでしたが、やり切って良かったと実感しています。

f:id:bizreach:20170901153638p:plain
(業務プロセス改善のイメージ)

信頼できるチームだから成し遂げられた「難易度の高い仕事」

– どちらも非常に影響範囲が大きく、難易度の高そうなプロジェクトですが、やり遂げられたポイントはどこにあるのでしょうか?

もし外部に委託したら数千万円ほどかかるプロジェクトだったのですが、ビズリーチは今までプロダクトを全て内製しており、SIer出身や業務改善コンサル経験者など様々なバックグラウンドを持つ仲間がいたということは、大きかったと思います。また、プロジェクトメンバーが「全員が創業メンバー」というビズリーチのバリューを体現して、自分の守備範囲を超えた働きを見せてくれたことにも非常に助けられました。

– 今後、会社をどのようにしていきたいですか?

ビズリーチは、これからまだまだ成長していく会社だと思っていますし、そうしないといけないと思っています。これまで取り組んできた施策で、そのための基盤を作ることはできましたが、きっとまた新しい課題が生まれてくるはずです。それらの課題を対処療法ではなく、「本質的に解決していくこと」を続けていきたいです。個人的には「人がやっていることをどのようにプロダクトに置き換えるか」にチャレンジしていきたいですね。そのうえで事業に携わるメンバーが「人がやるべき仕事」に集中し、「イノベーションを起こすための時間」がさらに生まれていくような会社にしたいです。

– 最後にひとことお願いします!

業務プロセス改善は生産性向上という観点において大きなポテンシャルを秘めていますが、事業部の仕事と比べると地味に見られがちです。きちんとコストをかけなければいけないはずが、なかなか周囲の理解を得られないと感じている人が多いように感じます。イベントでもこのあたりの話しで大きく頷く方が多かったような気がします(笑)。ビズリーチには「価値あることを、正しくやろう」というバリューがあり、お客様への価値提供につながることをきちんと説明できれば上長や経営メンバーも積極的に協力してくれるため、今回のプロジェクトも無事に成功させることができました。

さまざまな場所で「働き方改革」という言葉を耳にしますが、業務プロセス改善によって全体の生産性を上げることで「価値あることを、正しくできる会社」が増えていったらいいなと思います。

BPRポジション情報

hrmos.co

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

この記事を書いたメンバー

荒井 利晃 / Toshiaki Arai


電気通信大学大学院を卒業後、2014年に新卒1期生としてビズリーチに入社。エンジニアとしてニクリーチの立ち上げや、キャリアトレックの開発リーダーを経て、現在はエンジニア職・クリエイティブ職の新卒採用に従事。学生時代ライターとしての業務経験を持ち、密かにReach Oneの人気ライター枠を狙っている。

「成長できる環境」ってなに?学生インターンが本気で考えてみた!

f:id:bizreach:20170830183537j:plain
はじめまして!
ビズリーチにて、サマーインターン中の岩崎です。(写真中央)
今回は大学3年生の私が、就活中よく耳にする「若手の成長環境」について、学生の視点から考えたことをお届けしたいと思います!

就活、企業のどこを見て選ぶ??

突然ですがみなさんは、就活や転職活動において企業を選ぶとき、どのようなポイントをより重視していますか?
事業内容?給与?福利厚生?雰囲気?働きやすさ?成長できるかどうか?やりがい?などなど、人それぞれ異なるとは思いますが、 今回はその中でも「成長できる環境か」を特に重視している学生のみなさんに、ぜひぜひ読んでいただきたい内容です!

「成長できる環境」って、どんな環境??

そもそも「成長できる環境」とはいったいどんなものでしょう??
チャレンジングな制度が整っているか?
フラットな関係で意見が出しやすいか?
ひとりひとりの裁量権が大きいか?
・・・なにをもって成長環境っていうのでしょうか?? 会社に入る前段階で、見極めるのはなかなか難しいですよね。

今回私は、せっかく急成長中の企業の内部に入ることができたので、ここビズリーチで働く若手社員の方たちにインタビューをしながら、「本当に成長できる環境」とはどんな環境なのか、また、それを学生はどう見極めたらいいのか、について考えていきたいと思います。

若手を代表してお2人にインタビュー!

それでは早速、今回インタビューにご協力いただいたお2人をご紹介します!
新卒1年目で新卒採用チームの吉野さん、 そして新卒2年目エンジニアの山本さんです。
お2人とも、急なお願いにもかかわらず、ご協力本当にありがとうございました!

まずは、吉野さんにお伺いします!

f:id:bizreach:20170830183659j:plain

吉野 翔太 / Shota Yoshino
1994年生まれ、広島県出身。早稲田大学を卒業後、2017年4月に新卒としてビズリーチに入社。8月にインサイドセールス部門から人財採用部 新卒採用チームへ異動。

——今回は「成長環境」について考えるヒントを得たいのですが、吉野さんはビズリーチに入社してから今まで、「ここで成長したな!」と思うタイミングってありましたか?

今年の7月の、社外向けイベントの企画運営を担当させてもらったタイミングですかね。

——あれ、吉野さんがいたのはセールスの部門ですよね?そこにいながらイベントの企画運営もされたんですか?

そうなんです(笑)セールス部門の通常業務に加えて、入社してからどんな仕事に対しても積極的に手を挙げてチャレンジしていたら、その姿勢や結果が評価されて、最終的に、大規模なイベントの企画運営を任せてもらったんですよ。 そこでの経験は難しいことも多かった分、すごく自分の成長につながったと思います。

——自分から手を挙げてチャレンジされたんですね!でも入社したばかりで、自分の仕事に+αでイベントの企画運営をするのはかなり大変そうですが…?

そうですね、追加で仕事をするからには、通常業務も今まで以上に結果を出さなければという思いもあったので、時間配分は特に難しかったです。 目標値も、上司とすり合わせる中で、去年の2倍を目指すことになり…(笑) 大変ではありましたが、最終的に同期の協力も得て、イベントも通常業務も、どちらも設定した以上の成果を出すことができました!

——そんな目標設定の中、イベントも通常業務も結果を出すなんて難しそうですが、どうやって乗り切ったんですか?

僕、どうしてもうまくいかないときは、1人で抱え込まずに、いったん相談するのがいいと思っていて、だから今回も部長に相談に行きました。
そこで「1人でボールを持ち続けるな。タスクを他の人と分け合って、管理をするポジションになってもいいんじゃない?」というアドバイスをもらい、そこからは同期の協力もあって、うまく時間を使えるようになりました。また、その後、全体の動きを管理していく過程でも課題はでてきたので、それも随時、マネージャーや他部署の部長などに相談にいき、アドバイスやヒントをもらったりしたので、大変な中でもイベント成功へと突き進むことができました。

——新卒1年目で、部長陣にも気軽に相談できるんですね!

そうですね、経営陣とも距離が近いのは本当に助けになりますね。仕事を任された後も、こちらからアクションを起こせば、いろんな人が協力をしてくれたり、サポートしてくれたりするんですよ。だからこそ、1年目からいろんなチャンスを掴めるんだと思います。

——イベント運営の成果もあったからこそ、人事に配属されたんですか?

はい。以前から希望もしていましたし、それも加味してもらえたと思います。このポジションでも変わらない姿勢を持ち続けて、チャレンジし続けていきます!

——自ら手を挙げれば、やりたいことにチャレンジさせてもらえる環境に加えて、経営陣にも相談しやすい環境、この2つを最大限使って次のチャンスも手にされたんですね!これからもぜひ、活躍されていってください!ありがとうございました!

続いて山本さんにお伺いします!

f:id:bizreach:20170830183843j:plain

山本 凌平 / Ryohei Yamamoto
1991年生。埼玉県出身で、中央大学大学院を卒業後、2016年4月に新卒としてビズリーチに入社。入社後は転職サイト「ビズリーチ」のサーバーサイドエンジニアとして、iOS、Androidアプリの開発などを担当。写真右。

——山本さんは入社してから今までの中で、「ここで成長したな!」と思うタイミングってありましたか??

大きく2つありますね!特に1年目に、当時の自分にはあまりに大きい案件を任せてもらえたときのことは印象に残っています。

——もう少し詳しく伺ってもいいですか?

1年目の8月終わり、研修が終わって少し経ったとき、データベースの基盤となるフレームワークの実装という、サービス全体に影響を与えるような、難易度の高い仕事を任せてもらったんです。それ以前の業務で常に120%の成果を出そうと取り組んできたからかもしれませんが、さすがに驚きましたね。1人ではなかなか難しいと思っていたのですが、やれるところまでやってみたかったので、まずは頑張ります、と答えました。

——1年目で、大きく難しい仕事をするなんて、不安などありませんでしたか?

不安はもちろんありました。でもそれは技術面に対するものでしたし、そこに関しては、周りに相談できる先輩エンジニアがたくさんいたので、不安よりも頑張りたいという気持ちが勝っていました。また、そういう風に年次にかかわらず、大きな仕事も任せてもらえる環境だとわかって、俄然やる気が出ましたね!「1年目だから任せられない」なんてことは全くないと思います。

——先輩エンジニアとの信頼関係があったから、不安も解消できたんですね!ちなみに最終的に、おひとりで最後まで作り終えられたんですか?

はい。あ、でも「ひとりで」というのは、そうだけどそうじゃないですね。(笑) 先ほどあったように、1年目ですので技術面の不安はありましたし、実際困ることも多かったんです。でもその時々で、この問題だったらあの先輩エンジニアに聞けばヒントがもらえる!というのが、普段のコミュニケーションの中からだいたい分かっていたので、困ったときはチームや先輩たち、合計10名ぐらいに随時アドバイスをもらいにいくことで、最後まで作り終えることができました!

——そんなにたくさんの先輩が快く協力してくれるって、すごく素敵な環境ですね!

ほんとそうですよね!個人的な意見ですけど「成長」は、「本人が成長したい!」と思うだけではなかなか難しいと思うんです。思いも大事ですが、まず目の前のことで120%の結果を出し続けること、そして自分の成長をさらに加速させてくれる周りのサポートがあってこそ、最短で最大限の成長ができると感じています。

——なるほど、今の話を聞いて「成長」に関する自分の考え方がそもそもちょっと違ったのかな、と思いました。成長って制度とか、そういう表面的なもののみでは実現不可能ですよね。大前提自分が必死に頑張って、プラスで周りみんながそれを後押ししてくれる環境って、自己成長を遂げるうえで本当に大切なんですね。素敵なお話をありがとうございました!

つまり、「本当に成長できる環境」とは??

「成長できる環境」を知ろうとするときに、みなさんは何を見ていますか?
企業のHPから分かるようなチャレンジを推奨する制度や、説明会で話される裁量権というキーワードなどから判断しがちではありませんか??
事実私もインターンに応募したきっかけは、そこを見てだったのですが(笑)実際に会社の中に入ってみて、お話を聞いていく中で、それだけで判断してしまうのは危険だな、と強く感じました。

お2人の話から、

1. 「チャレンジしていたらチャンスがまわってきた」
2. 「こちらからアプローチすれば、上司はもちろん他部署の先輩など、様々な分野のエキスパートが協力してくれる環境があった」

という話が共通して出てきました。
この2つの環境がどちらもあるって本当に強いな、と話を聞きながら思いました。
今活躍している人たちも、はじめから結果を出せたわけではなくて、きっとやっていく中で要領や感覚を掴んで、成果を出せるようになったんですよね。


そう考えると、大きい仕事を任せてもらうのはもちろん、それをひとりでやり遂げるという経験をするために、その後周りが力を貸してくれる、この環境こそが、「本当に成長できる環境」の必須条件なのではないでしょうか。
若手に大きい仕事を任せる企業はいくらでもあるかもしれませんが、それを実際に成功させるために、その後どれだけ、先輩たちが後押ししてくれるか、言い換えれば、周りにどんな人がいて・どんなサポートをしてくれるのか、まで見ることで、本当にそこで自己成長できるのかが分かるのでは、と感じました。

どうやって見極めたらいい??

でもそんな周りの環境って、何を見ればわかるんでしょうか?
何を見ればいいかの答えはたぶん「人」です。
今回私は、執務室でインターンをしていたこともあり、様々な人と話をさせていただきましたが、“快く協力してくれる”これは本当に全員に共通していました。この雰囲気で、この会社なら確かに、お2人のインタビューにでてきた「周りがサポートしてくれる環境だった」といいうのも頷けます。

入社前に会社の中に入ることは無理でも、その会社で働く人に会うことはできますよね!表面的な部分のみだけでなく、実際に人に会ってみて、どんな体制か話を聞くこと、雰囲気を感じ取ることで、分かってくるのではないかと思います!

最後に、私が今回のインターン経験を生かして、「ここまで聞けば、どんな環境かわかりやすい!」という質問事項を考えてみましたので、ご紹介させてください。

仕事をする中で大変だったことなどは、みなさんOB/OG訪問や面接を通じて質問されるかもしれませんが、
そのときに

  • どうやって乗り切ったのか
  • そこで人の助けがあったのであれば、具体的に誰が(業務における関係性や人数など含む)
  • どんなふうに後押しをしてくれたのか(アドバイスをくれたのか、全部やってくれたのかなど)

他にも

  • 業務内容外でも、自分のキャリアついて誰に相談しているのか

などまで聞けると組織の雰囲気が分かりやすいのではないかと思います。
可能であれば、上記のことを部署や役職を変えて複数人に聞いてみると、よりリアルなイメージをつかめるでしょう。

今回、成長環境に関して記事を書かせていただきましたが、インタビューしたお二人の話はもちろん、社内で働いてみて、人と会うってすごく大事だなと感じました。
組織の雰囲気など、実際に会って聞いてみなければ分からないことはたくさんありますし、分からないまま決断をすると、最終的に納得できなかったりするものですよね。
5年、10年後の自分のためにも、いまから行動して、自分の納得のいく環境で働きたいなと思いました!
ありがとうございました!!

ビズリーチの新卒採用情報はこちら

www.bizreach.co.jp

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

この記事を書いたメンバー

岩崎 桜子 / Sakurako Iwasaki


1996年生まれ、熊本県出身。九州大学経済学部に在学中。短期留学中のシリコンバレーでの経験からベンチャー企業に興味を持ち、今回のサマーインターンに参加。

「”価値あるサービスを生み出すエンジニア”になるために」新卒エンジニア研修を全公開!

こんにちは!
今年の4月に新卒エンジニアとして入社しました、倉橋と申します!

先日、4月の後半から行われていたエンジニア職の新卒研修を終え、現在は学生とOB/OGをつなぐ「ビズリーチ・キャンパス」というサービスの開発に携わっています。

今回はビズリーチの新卒エンジニア研修の内容、それぞれのプログラムを企画してくれた先輩社員の意図、そして実際に研修を受けたばかりの私も含めた新卒エンジニアの声をお届けします!

この記事を通じて、エンジニア志望の学生さんに少しでも興味を持っていただけたり、自身のリアルな1年後を想像していただけたら幸いです。

この研修を通して、新卒エンジニアに目指してほしい姿

はじめに研修全体の運営を担当してくれた山本に、本研修を通して新卒にどんな姿を目指してほしいのか聞きました。

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

ビズリーチ事業部 エンジニア

山本 凌平 / Ryohei Yamamoto


2016年新卒エンジニアとして入社。2017年度第3四半期のプロダクト開発部門VP(優秀賞)。
現在はiosアプリの開発などに従事。17卒エンジニア研修の全体運営を担当。


「新卒エンジニアのみんなには研修を通じてWebアプリケーション開発の基礎を学んでもらうとともに、「ビズリーチらしいエンジニア」になってほしいと思っています。ビズリーチらしいエンジニアとは、技術だけではなくビジネス的思考も併せ持ち、本質的に価値あるサービスを生み出せるエンジニアのことです。 エンジニア研修はどうしても技術中心の内容になってしまいますが、それぞれの研修を担当し見守ってくれる社内のエースエンジニア達とたくさんコミュニケーションをとることで、課題解決のための思考力など、技術面以外の重要なスキルも吸収してほしいと思っています。」

研修全体のスケジュール

新卒研修は以下のようなスケジュールで行われました。

f:id:bizreach:20170822152925p:plain

f:id:bizreach:20170822121832p:plain
社内エンジニアによる講義の様子

今回は他ではあまりない、HTTP・DB/エンジニアの心得・Twitterの3つの研修について詳しく掘り下げていきたいと思います!

1. HTTPサーバー実装研修

HTTPサーバー実装研修は今年初めて導入された研修です。
Webアプリケーションの根幹とも言えるHTTPサーバーをRFC,JavaDocという公式ドキュメントのみを用いて作ります。 いくつかのステップに分かれており、ステップが一つ終わるごとに先輩エンジニアのみなさんにレビューしてもらい、通れば次のステップに進むという形式で行われました。  

エンジニアとして重要な「公式ドキュメントを見る癖」をつける

 私自身、「本当にHTTPサーバーなんてゼロから作れるのか。。」と思っていたのですが、概念の理解などから丁寧にステップ化されており、他の研修と平行して1ヶ月半ほどで作り終えることができました。途中からはリーダブルなコードの書き方、クラス設計、オブジェクト指向まで話が広がり終盤は実装したコードをいかに綺麗に書き効率化するかをずっと行っていました。 作り終わってみるとコード量も数百行程度しかなく、実装もさほど難しくないものとなりました。普段、中でどういった動きをしているのか分からないものを公式の情報のみを使って作り終えたことは、自分にとって自信となり、その後の研修や業務でも公式ドキュメントを確認する癖がつくようになりました。

公式ドキュメントを読むことで低レイヤーの技術に挑戦する

こちらの研修を運営してくれた田所に話を聞きしました。

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

スタンバイ サーバーサイドエンジニア

田所 駿佑 / Shunsuke Tadokoro


2015年に新卒として入社したscalaエンジニア。求人検索エンジン「スタンバイ」のWebクローラー開発を担当。今年の新卒研修では、HTTPサーバー研修の運営を担当。

「Webフレームワークやライブラリを適切に扱うためには、それが低レイヤーの概念をどのように抽象化しているのかを知らないといけない場面があります。この研修ではHTTPサーバーの実装を通じて、低レイヤーの技術に挑戦する勇気や興味、「何かあったときに中身を追求しようとする姿勢」を身につけてもらうことが目標でした。 またドキュメント読解力を鍛えるべく、「参考にしてよいのはRFCやOracleの公式ドキュメント等の一次情報のみ」という制限を設けました。鍛えた読解力で、噛み砕いた情報が少ない最先端の技術にもがんがん挑戦していってほしいと思います。」

2. OSSコミッターによるエンジニアの心得

HTTPサーバー研修と並行して行なっていたのが、DB研修とエンジニアの心得についての研修です。
こちらは社内で使用しているDBFluteというO/Rマッパーのハンズオンを、メインコミッターである久保さんに行なってもらい、同時にエンジニアの心得を学ぶ研修です。 (久保さんは創業以来、新卒研修でお世話になっている外部講師です。) 今回は久保さんが話してくれたエンジニアの心得について、いくつか取り上げたいと思います。

エラーメッセージは読むものではなく解読するもの

 私たちはエンジニアでいる限りエラーと付き合って行くことになります。エラーを推測して確認して…。先輩エンジニアの方々に聞いたら「こうじゃない?」と推測は返ってきますが結局それを確かめなければ答えには辿りつきません。それはエラーメッセージも同じで、答えを言ってくれるわけではないと思います。そうなるとエラーメッセージは読むだけではなく、読んで解読しなければなりません。  私は今までエラーメッセージを読んでもきちんと原因究明をせずに直してしまうことが多くありましたが、この話を聞いてからは一つ一つの内容をきちんと紐解き解読していくという意識を持つことができています。今ではエラーを解読するのが楽しくなってきています。(笑)

(参考)久保さんのブログ http://d.hatena.ne.jp/jflute/20130522/errorsinging

なぜその質問をするのか

 もとの問題Aがあり、それを解決するためにBという手段が必要だけど、それを実現するためにはCという手段が必要になり、さらにそれを実現するためにはDという手段が必要になり…。そこで「Dってどうやればいいですか?」と質問する。この場合、もしDを導くまでの道のりが間違っていなければ問題はないですが、そもそもDにたどり着くまでの過程で道を踏み外していたら、Dを解決しても根本の解決にはなりません。プログラミングの世界では問題が非常に複雑になることが多くあるので、常にこれが根本の問題なのか疑っているくらいでちょうどいいのではないかと思います。

なぜその質問をするのか、何が聞きたいのか。研修を受ける前まで、私は単純に「相手は背景が知りたいのだろうな」ということくらいしか考えていませんでした。 しかし「なぜ質問の背景を知りたいのか」ということに焦点を当てると、そもそもその質問により課題解決ができるのか、もっと良い方法があるのではないかということに考えが至るようになります。 私自身上記のような質問の意図がはっきりしないことで何度も深堀をして頂くことになり、先輩の時間を無駄にしてしまうことが何度もありました。久保さんの話を聞いて質問の深堀を行うことで、その質問によりどのようなことが解決されるのかを、常に意識できるようになりました。

(参考)久保さんのブログ http://d.hatena.ne.jp/jflute/20170611/askingway1

多くの現場を経験したベテランエンジニアが伝えたいこと

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

「DBFlute」のメインコミッター

久保 雅彦 / Masahiko Kubo


OSSのO/Rマッパー「DBFlute」のメインコミッター。OSSコミッターとしての活動と並行して、ビズリーチの新卒研修や社内勉強会なども行っている。

「もともと昨年までの新卒研修でjavaやO/Rマッパーの技術的指導をしており、1日の終わりに心得のようなものを語るという形でした。今年は当初、研修を担当する予定はなかったのですが、昨年の新卒入社メンバーに「久保さんのDB研修やエンジニアの心得の話はとてもためになるので、ぜひ今年も研修をしてほしい」と言ってもらい、8日間javaの応用とO/Rマッパーの研修、エンジニアの心得の研修を担当させていただきました。ビズリーチの新卒エンジニアは優秀なメンバーばかりなので、極端に言うと自分で勉強すれば技術は身につくだろうと思っています。しかし、よくあるのが現場に入って学んだ技術を活かせなかったり、エンジニアとしての成長が止まってしまうことです。なので私が様々な現場で見たり経験してきたことを活かして話をすることで、エンジニアとして生きていく上での心得を持ってもらいたいんです。私は、技術だけでなく思考をきちんと身につけることが優秀なディベロッパーになる条件だと考えています。」

f:id:bizreach:20170822122148p:plain 研修最終日に全員でフルートのポーズで集合写真

3. ビズリーチ伝統のTwitter課題

HTTPサーバー研修が終わったメンバーから、それぞれの事業部に仮配属されます。 そこで取り組むのが、ビズリーチ伝統のTwitter課題です。 こちらは3週間で簡易なTwitterのクローンアプリの実装をし、そこにオリジナルの施策(機能・デザイン等)をいれ、それぞれ発表会を行うものです。

f:id:bizreach:20170822122236p:plain
実際に作ったTwitter「Color Tweet」。主にSpring、Thymeleaf、DBFluteを使用している

f:id:bizreach:20170822122247p:plain
社内のオープンスペース「ソロモン」にて行われた発表会

そもそもWebアプリケーションを作成したことがない人もいるなか、3週間でフロント・サーバーサイド実装・DB設計・デプロイまで全て1人で行う無茶振りとも言える研修ですが、 「何が分からないか、分からない」というような状況から、活路を見いだせるのか。Webの全体像を学ぶだけではなく、今後業務を行う上で重要となる課題を紐解いて整理し、解決していくプロセスも学ぶことができます。 また、経験者にとっても普段あまり触ることのないAWSの設定や、オリジナルの施策を発表会でどう伝えるか、さらにそのサービスを発展させる為に何が必要かなど応用的部分も多く学べる研修となっています。

業務に入る前に自分に何が足りないのかをしっかり理解する

この課題を通じてゼロからアプリケーションを構築することにより、業務で使う技術のインプット・アウトプットをしっかり行うことができたと感じます。また、業務を行う上で自分にとっての課題や足りない部分が何かを理解し、それをメンターの方と共有することができました。自分の強み・弱みを理解ししっかり振り返りをすることで、非常に学びのある課題になったと思います。

3週間という短いスケジュールで作り込む

ゼロからアプリケーションを作り、3週間でデプロイまでするというのは非常に厳しいスケジュールでした。当然見積もりが甘いとスケジュール通りに進まないことも多く、思ったように進捗が出ない場面も多くありました。 ただ時間がないからといって妥協せずに、最後まで作りこむ経験は非常に価値があったなと思いますし、今後常に意識しなければならないと思います。またどうしてもわからない時にしっかり質問し、他の先輩も巻き込むことでビズリーチで非常に重要な巻き込み力も鍛えられたかと思います!

無茶な課題を出された時に解決する力を身につける

Twitter課題全体を統括してくれた栗田に意図を聞きました。

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

人事企画部

栗田 祐志 / Yushi Kurita


2013年新卒入社。大学在学中に友人たちと起業後、2013年にビズリーチに入社。エンジニアとして従事した後に人事に異動し、エンジニアの新卒採用、全社の人事制度企画などを担当。Twitter課題の統括や、新卒研修全体の運営にも関わる。

「3週間でゼロからTwitterのクローンを作り、独自の施策を盛り込みデプロイするというのは新卒にとってはなかなか厳しい課題だと思います。もちろん今までの研修の集大成としてゼロからWebアプリケーションを作るというゴールはありますが、より重要なのは自走して前に進むことができるかどうか、それに加えてわからない時に適切に質問をしたり周囲を巻きこめるかどうかです。新卒のメンバーには心得として、「露骨に答えを聞くのではなく、考え方や調べ方を聞くこと」を伝えています。メンターにも、なるべく答えを教えず「どうやったら進ませてあげることができるか」を考えてもらうようにしました。」

研修全体を通して

講義をはじめ、サーバー研修やTwitter課題等、社内の多くの先輩エンジニアが新卒研修の運営やサポートをしてくれ、改めて会社からの期待や育成への本気度を感じました。

研修が終わった時、”優秀なエンジニアに近づけているか”

講義からTwitter課題までを終えた時に、初心者・経験者問わず同期全員が4月の自分とは別人のような成長を遂げていました。ただ正直にいうと知識面でインプットをする時間がたくさんあったので、技術的な成長をするのは当たり前だと思っています。 重要なのは「今後優秀なエンジニアになれるか」「その素地を固めることができたか」です。HTTPサーバー研修などは直近で実務に活きる知識とは言えないかもしれませんが、抽象化されたものを扱う時に公式ドキュメントに当たることができるのか。先輩エンジニアに正しく質問することができるのか。こういったことを研修全体で意識し学べたことが、一番大きかったと感じています。 この意識を持ち続け、今後の業務で実践していくことが、優秀なエンジニアになるために必要不可欠なことだと考えています。

研修全体を通して見えた新卒の成長 

こちらは再び全体統括の山本に聞きました。

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

ビズリーチ事業部 エンジニア

山本 凌平 / Ryohei Yamamoto


「今回の研修を通して、新卒のメンバーの技術に対する好奇心・探求心が非常に高くなったと感じました。HTTPサーバー研修で先輩エンジニアよりもRFCを読み込んできたり、常にJavaDocを読むようになったりと、普段からプログラムがどう動いているかにフォーカスを当てて行動できるようになったなと感じました。また技術に限らず、自分たちが学んだことをLTなどを行い同期の間で発信できるようになったのは、非常に良い成長だと思います。もともと「自己紹介LTをやってみよう」といってやり始めたのですが、いつの間にか同期で情報発信・共有するためのツールとして仕組み化されていました。常に吸収して自分たちなりに考え行動し、周りを巻き込めるようになったことは非常に大きな成長だと思いますし、研修を通じてこのような成長をしてくれたことは自分にとっても大きな意味がありました。」

最後に

ビズリーチの新卒エンジニア研修がどのようなものか、少しでもお伝えできましたでしょうか。 私たちは、一緒に価値あるサービスを生み出す仲間を探しています。 特に学生の方々にこの記事を読んでいただき、少しでも自分がエンジニアとして新卒入社した時の姿を思い浮かべていただいたり、ビズリーチに興味を持っていただけたら幸いです。

ビズリーチの新卒採用情報はこちら

www.bizreach.co.jp

エンジニア社員のインタビュー
新卒エンジニアのインタビュー
f:id:bizreach:20160823213758j:plain

この記事を書いたメンバー

倉橋 直也 / Naoya Kurahashi


東京理科大学を卒業後、2017年4月に新卒エンジニアとしてビズリーチに入社。学生時代は情報系の学科でプログラミングの基礎を学びつつ、学生団体等でアプリ開発やWebフロントの開発に従事。現在は新卒事業部にて「ビズリーチ・キャンパス」の開発に携わる。

毎月1分のアンケートがチームにもたらした変化〜「1min check」のご紹介〜

初めまして!人事企画部の松島と申します。
2016年1月にビズリーチに入社し、現在は人事企画部にて「人財パフォーマンスの最大化による事業貢献」をミッションに業務を行っています。

ビズリーチでは先週今週と、夏休みをとっているメンバーも多いですが、みなさんはもう夏休みは取られましたか?

さて、前回の更新から少し日が空いてしまいましたが、今回は私から「1min check」という従業員アンケートの仕組みについてご紹介します。

1min checkとは?

月に1度、全社員を対象にして行うアンケートです。
1min checkは、社員になるべく負担をかけずに、社員のコンディションをショートスパンで可視化できるような仕組みとして考え出されました。
最大の特徴は「1分で社員のコンディションをチェックする」ことです。

良い会社・組織を創り上げるためには、上長とメンバーが深い信頼関係で結ばれていることが非常に重要だと私たちは考えています。
そのためには組織状態を可視化し、上長とメンバーがよりコミュニケーションを取りやすい環境を提供することが必要です。

普段は業務内容に関する相談に偏りがちな状況であっても、1min checkを介することで上長がメンバーのコンディションの変化に気づくことができ、それをきっかけに上長とメンバーがより深い信頼関係を築くことができる仕掛けになっています。

実施概要

f:id:bizreach:20170821165529p:plain

実際のアンケートの質問内容は、以下の計3問です。

  1. 「やりがいを感じられているか」(4段階からの選択式)
  2. 「能力活用ができているか」(4段階からの選択式)
  3. フリーコメント欄(今感じていることを自由に記載)

フリーコメント欄には、組織の改善に関するアイデアが書かれているケースもあり、そのコメントには全てしっかり目を通して組織運営に反映しています。 実際に社員からも「ざっくばらんに意見や現状を伝えられて良い」という声を多くもらっています。

また、1min checkの特性上、内容は記名式です。記名式だと本音を書いてくれないかと懸念されるかもしれませんが、社員は意外と本音で記入してくれます

実施後は、1週間以内に各マネージャーに自組織のメンバーの結果を共有しています。
前月までの回答結果も記載し、前月との差分も明示しているため、アラートが見つけやすい仕組みになっています。
人事企画部も全ての回答結果を確認しており、必要があれば人事側から対象者へ面談などを行うこともあります

毎月の活用方法

1min checkは、「メンバーの変化のきっかけを見過ごさない仕組み」です。
毎月の1min checkでの数字を見ると、比較的やりがいをもって仕事をしているメンバーがある月に急に低い数字をつけたり、数字面では問題なさそうなメンバーでもフリーコメントで気になる一言を記入していたりします。
また、記入していない社員については、記入していない事自体がメッセージになっている可能性もあります。 ちょっとした変化がそのメンバーのアラートと捉え、マネージャーにはその変化を見過ごさず、是非会話をしてもらうように人事側からお願いをしています。
この変化のきっかけを、日々の1on1やコミュニケーションの中で確認し、マネジメントや組織運営に活かしてもらっています。

実際の活用事例

ここからは、実際の1min checkの活用事例をお伝えします。
ビズリーチ」の法人様向けコンサルタント部門の上長とメンバーの事例です。

f:id:bizreach:20170816153918j:plain
(上長:今村慎太郎、メンバー:中田麻美)

当時、今村は新しい部署のマネージャーとして着任したばかりということもあり、非常に忙しい毎日を過ごしていました。 メンバーの中田も、新しいマネージャーに対して何をどこまで相談したら良いかわからず、目の前の業務の表面的な部分についてのみ相談する日々を送っていました。

そんな折に、1min checkの機会がありました。
そこで中田が書いた言葉は「マネージャーが何を考えているかよくわかりません」。
その1min checkの回答を見た今村は、中田と腹を割って話す機会を作りました。

その後二人は、中田がモヤモヤと考えていることを毎日Slack(チャットツール)で送り、今村が翌日までにフィードバックを行うというシンプルな施策を実行しました。

中田は、毎日「自分が今どんなことにモヤモヤしているのか?」を考える癖付けを行ったことで、タスク整理をした上で、自分が今何に注力しなければいけないのかを明確にすることが出来るようになりました。
今村も、今本質的に注力すべきことは何か等、日々中田に寄り添ったアドバイスを伝え続けることができました。
その結果、中田は営業部門全体の「グッドプラクティス賞」(お客様に対して、他メンバーの模範となるような良い仕事・取り組みをした方に与えられる賞)を受賞!
1min checkを通じて今村と中田が一歩踏み込んだコミュニケーションをすることができ、結果として中田の成長に繋がりました。

このように1min checkが生まれたことで、メンバーは日々の目先の業務に埋没せずに、自身の悩みや状態を上長に伝えやすくなっています。 マネージャーにとっても、自身のメンバーのコンディションが一覧で可視化されることで、より良い関係づくりに注力しやすい仕組みです。

今後の展望

ビズリーチでは1min check以外にも「Bizreach Dynamic Change Survey」(以下BDC)という、半期に一度、回答所要時間が15分程の社内アンケートを実施しています。
1min checkでは個人のコンディションにフォーカスして、短期的な状況を確認している一方で、BDCでは会社・組織・マネジメント等について深く尋ねています。

このように網羅的に組織状況を可視化することで課題が明確になり、打ち手が打ちやすくなります。
過去には、BDCを通じて「情報伝達が正しくなされていない」という声があったので、より透明性のある経営を行うために、週次で行われている経営会議の議事録を社員に全て公開することにしました。

上記はあくまで一例ですが、社内アンケートを通じて可視化された事実から、更に働きやすい会社を作るために施策を行っていきたいと考えています。

1min checkは「人財パフォーマンスの最大化による事業貢献」を行うためのごく一部の取り組みですが、人事企画部では今後も事業貢献に直結する仕組みを多数検討しています。 今後も日本一働きがいのある会社を作るために、人事の事業貢献の手法を日々模索して参ります!

f:id:bizreach:20160823213758j:plain

この記事を書いたメンバー

松島 なつき / Natsuki Matsushima


新潟県出身。1万人規模のグループ会社の採用担当を経て、2016年1月に株式会社ビズリーチに入社。「ビズリーチ」の法人様向けコンサルタントを約1年間経験した後、人事企画部に異動。現在は「人財パフォーマンスの最大化による事業貢献」をミッションに、組織風土醸成のための企画業務を担当。