Reach One|株式会社ビズリーチ(BizReach)【企業公式ブログ】

株式会社ビズリーチの公式ブログ「Reach One(リーチワン)」です。 Reach Oneでは、ビズリーチのメンバーやプロジェクトの紹介、社内外のイベントレポートなどを通じて、「ビズリーチのイマとこれから」をお伝えします。

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ビズリーチのイマとこれから

Firebaseが進化してできるようになったこと | Google I/O 2017 現地レポート2日目

こんにちは、ビズリーチでHRMOS採用管理のマーケティングを担当しています、現王園です。

昨日からGoogle I/O 2017 の現地レポートをお届けしています。

昨日の記事はこちら reachone.bizreach.co.jp

今回は、Firebaseのアップデートについて、特にレポート機能について詳細をお伝えします。

Firebaseについて

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まずは、少しFirebaseについておさらいです。
Firebaseは昨年のGoogle I/Oでモバイルの統合プラットフォームに大幅アップデートされました。
Firebaseは、「より良いアプリを開発し、ビジネスをグロースする」ための様々な機能を提供し、Develop(開発)とGrow(グロース)の大きく2つの機能群に分類されます。

例えば、Develop(開発)には、ログイン認証、リアルタイムに同期が可能なリアルタイムデータベース、クラッシュレポートなど開発に必要な機能があります。
Grow(グロース)には、分析、プッシュ通知、ABテストのための機能が揃っています。
さらに、Google Adwordsをはじめ広告のプラットフォームと連携しており、まさに開発からグロースまで1つのプラットフォームで完結することができます。

ビズリーチのFirebase活用事例

ビズリーチは、求人検索アプリ「スタンバイ」で昨年のGoogle I/Oの発表の直後からFirebaseを活用しています。
Develop(開発)では、「Realtime Database」を使いチャット機能を開発し、Grow(グロース)では、分析や広告で活用しています。
詳細は、こちらの記事やスライドをご覧いただけると分かりやすいかと思います。

bita.jp

www.slideshare.net

Firebaseの分析機能がパワーアップ

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Firebaseも今回のGoogle I/Oでアップデートがありました。

Develop(開発)では、今年1月に買収したFabricのCrashlyticsがFirebaseに統合され、「Crash Reporting」の中心に置かれます。
また、同じくFabricのDigitsは、電話番号での認証機能としてFirebaseの「Authentication」に統合され、さらにAndroidユーザの場合、ワンクリックでサインイン出来るようになります。

Grow(グロース)では、「Analytics」の分析機能が強化されました。
まず、名前が「Firebase Analytics」から「Google Analytics for Firebase」に変わりました。
背景としては、Google Analyticsチームが、Web、アプリなど統合した分析ソリューションを提供していくからです。
Web、アプリを横断して分析するのに、現在はそれぞれのデータをBigQueryで抽出し、ユーザIDなどで結合する必要がありますが、それが簡単に分析出来るようになっていくと予想されます。

今回は、「Google Analytics for Firebase」について詳しく書いていきます。

アプリファーストの分析プラットフォーム

f:id:bizreach:20170519181003p:plain 「Google Analytics for Firebase」は、アプリファーストの分析プラットフォームです。

タグを埋めるだけで、Google Analytics同様に、インストール数やユーザ数、継続率など主要な指標は自動でレポートが生成されます。

さらに、500個までのカスタムイベントとそれぞれイベントごとに25個のカスタムパラメータを、無料・無制限にデータを送ることができます。
全てのデータはBigQueryに自動で蓄積されるので、可視化ツールを使った詳細な分析も可能です。

さらに、大きな特徴として、「Cloud Messaging」や「Adwords」と連携することで、データを元にプッシュ通知や広告を出すことで、グロース施策に繋げることができます。

カスタムパラメーターもダッシュボードで分析が可能に

f:id:bizreach:20170519183716p:plain これまでは、イベントのカスタムパラメーターはダッシュボードでは分析できず、BigQueryで分析する必要がありました。
例えば、スタンバイでは、ユーザが求人をクリックした際に、「求人をクリック」というイベントに、「職種」などのパラメーターを送っています。
どの「職種」がよくクリックされているかを分析したいときは、Big Queryで分析する必要がありましたが、これからはダッシュボードで簡単に分析が可能になります。
さらに、全てのレポートはユーザの属性でセグメントをかけて分析が可能なので、属性ごとにどの「職種」が人気なのかもすぐに分かります。

スクリーンごとの分析が可能に

f:id:bizreach:20170519185152p:plain FirebaseのAnalyticsでGoogle Analyticsとの大きな違いは、スクリーンごとのPVという概念がなくなったことです。
例えば、スタンバイでは、検索、検索結果、求人詳細、お気に入りなどのスクリーンがありますが、ユーザがどのスクリーンをよく見ているのか計測するために、スクリーンを開いたというイベントを送る必要がありました。
今回のアップデートで、「Screen View」というイベントが自動で送られるようになりました。
これでどのスクリーンでユーザが時間を使っているのか、ダッシュボードですぐに分かります。

AdMobとの連携が強化

f:id:bizreach:20170519195050p:plain AdMobのデータがFirebaseに連携されるようになりました。
どの画面で、どのメディアの、どのフォーマットが、収益性の高い広告なのかが分析できます。
さらに、ユーザの属性でセグメントをかけて、ユーザ属性ごとのパフォーマンスの違いを分析し、広告戦略に繋げることが可能です。

これからもダッシュボードは主要なデータを分析できるように強化されていくでしょう。
また詳細な分析も、Googleの可視化ツール「Data Studio」にベータ版ですが、テンプレートが用意されています。

次回はFirebaseのGrow(グロース)の他の機能を活用した事例をご紹介しますので、お楽しみに!

Google I/Oの報告会を開催します!

帰国後、今回の記事の内容からもう一歩踏み込んでFirebaseの新機能や活用事例をご紹介する勉強会を開催します! d-cube.connpass.com

開催概要

【日時】2017/05/23(火)19:30〜21:00 ※希望者のみ21:00~22:00で懇親会
【場所】株式会社ビズリーチ 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー 12F
【参加費】無料
【定員】100名 ※先着順

お申込みはイベントページからしていただけます。
ぜひお気軽にご参加ください!



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この記事を書いたメンバー

現王園 浩士 / Hiroshi Genouzono


1988年生まれ、鹿児島県出身。東京大学農学部卒業後、インド最大のIT企業のブリッジエンジニアに。2015年7月にビズリーチへ入社後は、「スタンバイ」の立ち上げに携わり、ディレクション、アプリマーケティング、データ収集・分析などを幅広く担当。現在は戦略人事クラウド「HRMOS(ハーモス)」のBtoBマーケティングに従事。