Reach One|株式会社ビズリーチ(BizReach)【企業公式ブログ】

株式会社ビズリーチの公式ブログ「Reach One(リーチワン)」です。 Reach Oneでは、ビズリーチのメンバーやプロジェクトの紹介、社内外のイベントレポートなどを通じて、「ビズリーチのイマとこれから」をお伝えします。

REACH ONE

ビズリーチのイマとこれから

事業運営幹部に聞く!キャリアインタビュー|茂野 明彦(ビジネスマーケティング部長)

ビズリーチの各事業や組織をリードする幹部をご紹介するビズリーチ「キャリアインタビュー」。
前回は、執行役員 津村のインタビューをお届けしました! reachone.bizreach.co.jp

今回は企業様向けのマーケティングを担う、ビジネスマーケティング部 部長、茂野のインタビューをお届けします。
茂野は、これまでベンチャー、大手、日系、外資系、とさまざまな形態の組織で働いてきました。どの企業においても、「企業の成長のフェーズにいたことが、自分のなかでは大きな経験になった」と語る茂野に、キャリアについて聞きました。

日本一のインサイドセールスをつくる

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茂野 明彦 / Akihiko Shigeno
大手インテリア商社を経て、従業員数5人の人材系ベンチャー企業に転職。5年間大手通信会社に出向後、自社に戻り研修事業を立ち上げる。2012年8月、外資系IT企業に入社し、グローバルで初のインサイドセールス(IS)企画トレーニング部門立ち上げに携わる。2016年12月、ビズリーチ入社。現在は、ビジネスマーケティング部 部長として、インサイドセールスグループとマーケティンググループを統括する。

早く就職して生きる知識を身に付けたかった子供時代

中学生の頃から「早く社会に出たい」と考えていていました。姉が5歳上、いとこも10歳上で付き合う人に年上が多かったこと、また小さい頃からずっと野球をやっていて、社会人チームの手伝いに行くなど、幼いころから大人とつきあう機会が多かったからなのかなと思っています。

高校は、「就職に有利」と聞いて商業高校に行きました。情報処理科でOAスキルやプログラミングを中心に学び、加えて会計のことも勉強しました。大学進学は考えてなかったですね。勉強は嫌いではなかったのですが、とにかく早く就職して生きる知識を身に付けたいと思っていました。また、実家が呉服店を営んでいたのですが、父も「社会に出るのもいいんじゃない」と言ってくれていましたので大学へは行きませんでした。

とりあえず大企業、とりあえずベンチャー企業

最初に働いたのは大手インテリアメーカーですが、特にこだわりはなく入社しました。たまたま高校に従業員1,000名、資本金130億円、業界シェア1位という求人募集があり、それだけで会社を選びました。そこならば、そのまま働き続けることもできるし、転職もできるだろうと安易に考えていたんです。

次の人材系ベンチャー企業も、たまたま声をかけてもらって「単純におもしろそう」と思い、入社しました。働いているメンバーは10人。立ち上げたばかりでキラキラして見えていたんです。小さいマンションの1室でスタートしたばかりの会社でしたから、営業もバックオフィスもなんでもやりました。

現在、大学生にキャリアについて講義する機会をいただくことがあり、そこでは「とりあえず大企業だから安心」とか「とりあえずベンチャー企業だから面白そう」と考えて就職を決めないほうがいいと話しています。が、この当時の自分は、まさに「大企業だから」とか「ベンチャー企業だから」という理由で選んでいました。(笑)

しかし、いま振り返ると、どの企業においても従業員が増える、売上が伸びるといった“企業の成長期”にいれたということが、自分自身の成長にもつながったと思っています。世の中で「成長企業」と呼ばれる企業は、ほんの一握りにすぎません。『起業家秘伝』という本の中では、この成長企業の割合は15%にすぎないと言われています。そういう意味で、急成長を続けているビズリーチで働くということは、大きな成長が得られる機会なのだと思っています。

また、あるときから「VSOP」をキーワードに、キャリアを考えるようになりました。20代は、「バイタリティー(Vitality)」、30代は「スペシャリティー(Specialty)」、40代は「オリジナリティー(Originality)」、50代は「パーソナリティー(Personality)」を発揮して働くというものです。各年代でこれらを発揮するためには、自分はどういうことをすればよいのか、どういう会社ならばこれらを身につけることができるかを考えながら、仕事をしています。振返ってみると、20代は、なんでもチャレンジすることでバイタリティーを養っていたんだと思います。

出向先で出会った師匠

2社目のベンチャー企業で、大手通信会社に常駐していました。そこで師匠のような人に出会ったことが、自分にとっては大きな転機となりました。それまでは、とにかくがむしゃらに仕事を頑張っている、という状態でしたが、その方のおかげでビジネスの基本をしっかり叩き込まれました。

私は常駐の身ではあったのですが、その人の異動のたびに私も一緒に異動していました。5年ほど、その方の近くで過ごしましたが、仕事には厳しく、新しい仕事をするたびにハゲを作るほどストレスはかかっていました。もともとは証券会社で働いていた方だったので、特に数字には厳しく、「お客様に60%引きで提案します」と話をすると、「なぜ59%引きではいけない? 1%値下げするということは、その分の利益を毀損するということだ」と指導を受けました。

また、前年比1,400%の達成率を上げたことがありました。そのときも、「なぜ成功したのか、きちんと説明してみなさい」と、「論理性」や「再現性」を意識することをしっかりと叩き込まれた期間だったと思います。本当に厳しい人ではありましたが、非常に感謝しています。今でも何かあると必ずその人に報告をする関係です。

常駐先で5年間働いた後、ベンチャー企業に戻りました。そこで、研修事業を立ち上げました。常駐時代の経験から、結局、「人がいなければ売り上げが立たない」「人を育てないと利益率が低い」ということ学び、研修事業を立ち上げようという話になりました。このときが、一番大変でしたね。今までは、常駐していた大手企業の名刺で仕事ができていましたが、その看板がなくなり、名前を知られていない会社の名刺で仕事をするというのがこんなに大変かと思いました。しかも、実績もない事業にも関わらず、お客様には前払いしてもらうんです。そして、最初の契約がとれそうというときに、東日本大震災があり、契約が1カ月以上ものびて。当時は本当に胃が痛かったです。

その苦労の甲斐があって、2年後には26人のトレーナーを抱えるくらいの事業に成長しました。事業も、人も育ったので、次のステップに進もうと思いました。

インサイドセールスを自分のスペシャリティーにする

次は新しいところ、強いところで勝負したいと思い、27歳で外資系IT企業に転職しました。その会社を選んだ理由は、当時のびている産業がIT、そしてITの中でもクラウドのSaaSだったこと、さらにその会社がCRMのトップベンダーだったからです。

元々は、フィールドセールス(外勤営業)がしたいと思って応募したのですが、IT業界での経験がなかったので、「まずはインサイドセールス(内勤営業)から」ということで、ISでの採用となりました。

入社して、インバウンドを1年、アウトバウンドを半年経験しました。その頃、ちょうど30代を目前にして「自分のスペシャリティーは何だろうか?」と改めて考えるようになりました。そのなかで、ISとしてのスペシャリティーを醸成したいと考え、アメリカ人の上司に申言して「IS専属のトレーニング部門」を作るという決心をしました。

なぜ、その決心をしたかと言うと、ISでの仕事を通じて「ISってニッチだけれど、今後の企業成長には欠かせないものだな」と思うようになったというのが一番の理由です。ちょうど社内外で、ISの重要性も認知されるという時期でもありました。そんな時だったので、前職での研修部門を立ち上げた経験も活かし、専属トレーニング部門を立ち上げ、自分のスペシャリティーをここでつくろうと思いました。

その当時専属のトレーニング部門は、グローバルにも存在しませんでした。当時の上司は、日本のみならずアジアパシフィックの責任者だったので、折角立ち上げるなら同時にシドニーにも人を立てるから一緒にやってくれと言われました。

それまで英語を使うことがなかったので、同期と一緒に週に1回先生を呼んで会議室で2時間、英語の勉強をしました。環境の影響は大きかったですね。パートナーはシドニーにいるし、上司はアメリカ人だし。週1で電話会議がありという状況。資料も英語で作らざるを得ない状況でした。楽しんではいましたけど、でも「ああ、つらい」と思いながらやっていました。(笑)

もともと私はハート強いというわけではないんです。だってハゲができてしまうくらいなので(笑)。ただ、つらいときは、なんのために今ここにいるかを考えます。それは自分で選んだこと。そして、チャレンジしているわけです。心の中で「何にビクビクしているんだ」「闘いに来ているんだから、くよくよすることはない」「人間、ミスしないことはない」と。心の中でファイティングポーズをとると、結構大丈夫ですね。気持ちが前に向いているときは、失敗してもそれほど痛くないです。

ビズリーチとの出会い

ビズリーチとの出会いは、今から2年半前の2015年、30歳のときです。前職で仲のいい先輩がビズリーチの担当で、その先輩に同行して訪問しました。そのときに「教育を強化したいので、ビズリーチで働かないか?」と誘われました。しかし、当時はまだ前職でやりたいことがあったので、転職はしませんでした。

それから半年ほどしたときに、取締役の多田が視察を兼ねて前職に来社しました。そのとき、「転職しないのは分かったので、いろいろ教えてもらえませんか?」と言われました。そこで、月2回ほどISやトレーニングについてのコンサルティングをすることにしました。また、コンサルティングをする傍ら仕事の後にビズリーチの社員と食事に行くようになりました。そんな関係が1年半ほど続きました。

そうこうするうちに、前職ではやりたいと思っていたことが一通りでき、人も増え、部署は、120人くらいの規模になり、安定的に稼働するようになっていました。

私は32歳になっていて、自分のスペシャリティーを考えたときに「再現性」がないものは「スキル」と呼べないと思っていました。「VSOP」のSですね。

プロの仕事として「再現性」を実行でき、部門を任せてもらえ、さらには、変化に柔軟なカルチャーを持っていて、成長している会社。そう考えると、ビズリーチは今の自分にぴったりでした。加えて言うと、2016年に資金調達したということも、私には大きな後押しとなりました。テクノロジーを導入するには、ある程度お金がかかりますから。そして最終的に、2016年12月にビズリーチに入社しました。

ISには、もっと強烈にテクノロジーを導入したい

現在は、ビジネスマーケティング部の部長として、ISのインバウンドとアウトバウンドも統括し、トレーニングプランも作っています。

入社からの半年間で、ISの軸みたいなものはできてきたと感じています。今は、さらに、新しいことにも挑戦しています。前職はどちらかというと1つの製品にオプションが複数ついているというものでした。しかし、ビズリーチには複数のプロダクトがあるので、それらを融合させながらカスタマージャーニー(顧客体験)の設計に取り組みたいと思っています。同じISでもプロダクトや企業のフェーズが異なれば、やり方は変わってきます。これが正解というのは、特にないと思っています。

f:id:bizreach:20171019194449p:plain (社内の表彰式でISチームが受賞したときの写真)

「働く」ことに対して多くの選択肢を提供したい

少し大きな話になりますが、今後の目標は2つあります。1つはビズリーチに来た理由でもあるのですが、「働く」ということに対して、いろいろな選択肢を提供したいと考えています。私自身が高卒として働いていて、苦労することはやはりあります。求人票で大卒以上と書かれていたら、応募ができないですからね。(笑)

実は、私がISをやっている理由もそこにあります。ISの業務は、それまでの経歴はほとんど関係ありません。ビズリーチのISの募集では、「人材業界出身」とか「営業経験」が必要ということは、まったく書いていません。重要なのは「ビズリーチのバリューにフィットしているか」「将来他のポジションでも活躍できるポテンシャルがあるか」という点です。ISを広めていきたいですし、地位の向上もさせていきたいですね。だからこそ、私自身が「日本一のIS」にこだわっていかなければいけないと思っています。

ISの部署をいろいろな会社が持って、広められれば、もっと人材が流動化できると考えています。選択肢が増えると思うんですね。外資系の会社やIT系の会社に急に転職するというのは難しいですが、新卒のときに選択肢が少なかった人たちの道を閉ざしてしまうのはもったいない。転職するには、ある程度の過去の経験が必要な職種もあると思いますが、ISならばその扉を開くことが可能だと思っています。

それから、いつかは事業そのものの責任者をやってみたいですね。ビズリーチに入ってくる若い人たちは、「新規事業をやりたい」「事業の立ち上げをやりたい」と意志を持った人たちも多いので、「それなら、うちの事業においで」と言えるようになりたいですね。そういう環境をつくっていきたいです。私が多くの人に育ててもらったので、そういった形で世の中に恩返しができればいいな、と考えています。

ただ、何にせよ、リスクを追ってチャレンジしなければいけないと思います。そして、いつでも準備できている状態にしておかなければいけない。これからの時代は、「株式会社個人」であって、それをどう運営するか、マーケットでバリューを出すにはどうしたらよいかです。個人が自分自身にどんどん投資をすべきです。人生は倒産できないので、「信頼」「実績」を蓄積できるような過ごし方をしていくことが大切だと思っています。



次回は執行役員 兼 キャリアトレック事業部長、中嶋のインタビューをお届けします。
ありがとうございました!
※所属、業務内容は取材時点の内容です。