Reach One|株式会社ビズリーチ(BizReach)【企業公式ブログ】

株式会社ビズリーチの公式ブログ「Reach One(リーチワン)」です。 Reach Oneでは、ビズリーチのメンバーやプロジェクトの紹介、社内外のイベントレポートなどを通じて、「ビズリーチのイマとこれから」をお伝えします。

REACH ONE

ビズリーチのイマとこれから

FY19上期「新人賞」vol.1:「価値あるサービス作りに打ち込む人たちを支える仕事」を楽しむ

こんにちは!Reach One編集部の乾友香です。
ビズリーチでは半年に1度のBizReach Awardsで、「新人賞」を選出します。2019月2月に新人賞を受賞されたのは4名の方々。今回は全4回からなる受賞者インタビューの第1回をお送りします!

※「新人賞」とは? 年2回(2月・8月)にビズリーチウェイを体現し、事業貢献した入社3年目までの新卒社員に対し、これまでの成果・活躍を称えて授与されるもの。

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𦚰坂 友貴 / Yuki Wakisaka
東京大学工学部、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。2016年にビズリーチへ入社。入社後は、「スタンバイ」の広告配信システムの開発を担当し、2016年11月からはAI室にて自動応答システム・チャットボット「AIIQA(アイカ)」をゼロから開発。2018年2月に現在のマーケティングテクノロジー室に異動し、全社向けデータ基盤・分析基盤の構築に従事する。2019年2月BizReach Awardsで、「新人賞」を受賞。

情熱を持った仲間と価値あるサービスを提供したい

―大学院ではどのような取り組みをしてきましたか?

大学院では工学科研究科の精密工学専攻に所属していました。精密工学というと、時計などの設計を思い浮かべるかもしれませんが、私はいわゆる有形の「モノ」ではなく、無形も含めた「サービス」を設計していく、サービス工学の研究をしていました。

例えば、レストランで店員一人あたり○○人ぐらい対応できる状態にしたい。ユーザー体験としてはラグジュアリーな空間にしたい、とします。それを要素分解していき、席のスペースはこれぐらいあったほうが満足度が高くなるのではないか、など設計していくのがサービス工学です。その中でも私は、プラットフォーム型のサービスについて研究をしていました。「Amazon」や「Twitter」などのサービスで、ユーザー同士がコミュニケーションをして、新しく価値が生まれる事があると思います。そういうコミュニティが自然発生的ではなく、はじめから設計できる方法がないか、という研究をしていました。

―ビズリーチに入社しようと思ったのはなぜですか?

世の中に対して本質的な価値を提供する大切さを研究室で学んでいたので、就職先を考える際の大前提として「会社が提供しているサービスに私自身が価値を感じるか」という基準がありました。そのうえで、モチベーションの高い人が多く、様々な経験を積める環境を選びたいと思っていました。私は周囲からの影響を受けやすいタイプなので、働く環境は重視していましたね。

その点で、ビズリーチは私の理想にぴったりでした。「価値あることを、正しくやろう」というバリューと提供するサービスに共感しましたし、働く人たちもそれに誇りを持っている。面接が進む中で「今ある人材業界の構造を自分たちの手で作り変えるんだ!」ということを話してくれた社員が多かったことが印象的でした。純粋にこの人たちと一緒に、価値あるサービスを提供していきたいと思いました。
エンジニアは「こういうサービスがあればいい」と考えた時に、自分でプロトタイプを作れるという強みがある。さらに市場価値を高めるためにビジネスの知見やエンジニアリング以外にもチャレンジできる可能性がある「ビズリーチのエンジニア」というキャリアに惹かれ、入社を決めました。

自分自身が「ワクワクできているかどうか」を見つめなおした

―入社後はどのようなポジションに配属されたのですか。

4ヶ月の新卒研修を経て、求人検索エンジン「スタンバイ事業」へ配属となりました。執行役員の園田と二人で広告配信システムを開発するチームでした。そして10月末のある日、現在CTOの竹内から突然「人工知能、やるか!」と笑顔で声をかけられて、「面白そうですね」と答えたら、新設されたAI室への異動が決まりました。AI室では、一人でAIIQA(アイカ)というチャットボット(自動応答人工知能システム)を作ったのですが、チャットボットを作ったことも無ければ、機械学習の知識もない状態からのスタート。周囲の協力を得ながら進めて、なんとか形にしていきました。

責任の大きな仕事を任されてやりがいは感じたのですが、同時にゼロからプロダクトを生み出す苦しさも感じました。一人ではAIIQAの将来的なビジョンを描くことができなかったんです。新しい世界を思い描くことにワクワクするよりも、モヤモヤした気持ちを持っていました。けれど、今の私ができること、やりたいことは、未来を描くことよりも支える仕事なのだと、正直な気持ちに気づくことで、乗り越えることができたと思います。今の段階では、将来的なプロダクトのビジョンを一人で考えるのではなく、他の人たちの力を借りながら描ければいい。それを全力で形にすることから始めようと。自分自身が楽しいと思えることは何か、ということを客観的に考えられたことは、とても大きな収穫だったと思います。

どうすればよりデータを活用した分析がしやすくなるか

―その後、マーケティングテクノロジー室へ異動になりましたが、現在はどのような仕事をしているのでしょうか?

マーケティングテクノロジー室は、ビズリーチをデータに強い会社にしたいという目標を持ち、ビズリーチ社内にストックされている膨大なデータの整理や連携、および分析基盤の構築を通して、各部署のデータ分析機能の向上やデータドリブンな意思決定を行う文化の醸成をミッションに掲げています。メンバーそれぞれが専門分野を持っているので、業務内容はかなり幅広いですね。

その中で、私が担当していたのは「ビズリーチ事業」の分析基盤の構築です。ビズリーチ事業部のカスタマーマーケティング部が、効率的に機能し、データを深く分析するためにはどうすればよいかという視点で開発を行いました。

具体的には、カスタマーマーケティング部の人たちがスプレッドシートや分析ツールで管理していた広告の実績データを、ビズリーチの分析基盤に入れることで、「ビズリーチ」サービスが持つデータと一元化できるようにしました。
これまでは求職者の方が「ビズリーチ」へ登録に至った経路と、「ビズリーチ」を利用して転職に成功した人の情報がバラバラになっていて、必要に応じて突き合わせなければいけませんでした。それを最初からまとめて数値が見られることで、効率よく深い分析ができるようになるわけです。単に会員数が増えることを目標とせず、フィットする方に「ビズリーチ」を勧めるにはどうするべきかを考察しやすくなったと思います。

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もう一つは、「ビズリーチ」の新規会員の登録を促すために数多くのwebメディアに掲載しているネット広告の実績データを自動取得できるようにしたことです。出稿したネット広告の成果は毎日、メディアが実績データをあげてくれます。従来はカスタマーマーケティング部で、それぞれのメディアの管理画面に手動でアクセスして取得していたのですが、掲載箇所が多いので毎朝1時間ほどかかっていたんです。それを毎朝、ミーティングが行われる時間までに、自動で実績データを取得し、レポート形式で見られるシステムを作りました。
システムを構築するには、メディアによってデータの取得方法が異なるので、各メディアに合わせたプログラムを組まなければいけません。メディアの数も多いので、本当に一つずつ、地道に構築し続けました。

この自動化によって、毎朝手動でデータ取得するために使っていた時間が1時間、例えば手動でデータ取得を8名がしていたとすると、1日1時間×8で8時間、約一人分の労働時間を、他のクリエイティブなことに使えるようになりました。精度の高いマーケティング戦略を立てるための支援につながったと思います。

―そのような分析基盤を作るにあたって、苦労した点や工夫した点はどのようなところですか?

AI室でチャットボットを作っていた時は、一人でゼロから創り出す部分に苦労したのですが、逆に土台がない分、思うように作れていた部分もあったんです。でも今回は、メディアが出すデータや取得方法は決まっており、データを入れる基盤もある程度できている状態でした。制約がある中でいかに良いものを作れるか。そこが大変な部分でもあり、面白いところでもありました。

また、分析基盤を構築するうえで、データを活用した分析をしやすいものを作るためには、実際にデータを扱う社員や事業部が描いている事業の未来像を深く理解する必要もあり、多様な視点が求められる難しさもありました。でもそれは、カスタマーマーケティング部の方人たちとコミュニケーションを取りながら作り上げていく楽しさがありましたね。

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今を楽しみながら成長していきたい

―ビズリーチで働く中で、学んだことなどはありますか?

エンジニアとしての技術はもちろんなのですが、精神的に成長できたところも大きいと思っています。臆さず走り切ろうという気持ちを持てるようになりました。

私はもともと、周りからどのようにみられているか、迷惑をかけるのではないかを気にして、考えを言い出せないタイプでした。ところが、ビズリーチでは、とりあえずやってみればいいという空気を作ってくれるんですね。上司も同僚も、価値のあることであれば協力してくれるという安心感があるんです。小心者だった私が、やりたいことはやってみて、ダメなら直せばいいと思うようになれたのは、かなり大きな変化だと思います。

―今後の目標ややりたいことはありますか?

今、とても仕事が楽しいので、これからも仕事を楽しんでいきたいというのが一番です。私も仕事を楽しんで、周りの人たちも仕事を楽しんでいる、この環境がとても好きなんです。また、入社の時にビズリーチ社員から感じた、社会に貢献できる仕事をしている誇りや情熱を、私も持って働けていることに満足しています。

サービスを作り出したいと思っていた時期もありましたが、現在は「組織の成長」に興味を持つようになり、「価値あるサービス作りに打ち込む人たちを支える仕事」に面白さを感じるようになりました。これからもエンジニアリングを軸として、組織の成長を後押ししていきたいと思います。キャリアの途中で、プロダクトを作る側に参加することで、エンジニアとしての技術もさらに高めたいという気持ちもあります。楽しんで仕事をしながら、自分自身も成長させていきたいですね。


この記事をインタビューしたメンバー

乾 友香/ Yuka Inui


新卒で銀行に入行し、その後人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして勤務。2018年にビズリーチに入社。現在は人事本部の採用マーケティング室にて採用に関わるコミュニケーション設計や、Reach Oneの編集を担当。特技は歌モノマネ。


「仕事は楽しいものではなく、楽しむものである」|楠瀬 大介(カスタマーマーケティング部 部長)

ビズリーチの各事業や組織をリードするキーパーソンをご紹介するビズリーチ「キャリアインタビュー」。今回は、カスタマーマーケティング部の部長 楠瀬にインタビューしました。

楠瀬は大学時代、競馬とパチンコに没頭し、データを収集、分析して独自のアルゴリズムを組むまでに。卒業後はアミューズメント業界に就職。2年働いたのち「誰もが仕事を楽しむ環境を作りたい」という思いから、クラウドソーシングサービスの会社を立ち上げるも、1年で廃業。まずはハイクラスの方の仕事の価値観を変えたいという思いからビズリーチへ入社。営業や事業企画、マーケティングに従事。2018年5月にはビズリーチ最年少部長となった楠瀬に、キャリアについての考え方を聞いてみました。

「仕事は楽しいものではなく、楽しむものである」

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楠瀬 大介/Daisuke Kususe
1989年生まれ、兵庫県出身。慶應義塾大学 商学部を卒業後、パチンコ店運営企業に入社。2年間勤めたあとに起業。クラウドソーシングサービスの会社を立ち上げたが、1年で廃業。2016年3月にビズリーチに入社。入社後は営業・事業企画を経て、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」の会員獲得の施策立案・実施を行っている。2018年5月に、最年少部長としてカスタマーマーケティング部 部長に就任。

「楽しむ」ためには、新しい発見を探そうとする気持ちが大切

仕事がつまらなくなるのは、どんな時か?僕は、慣れてきて新しい発見がなくなってきた時だと思っています。でも、それは新しい発見を探そうとしていないだけなんですよね。例えば、豆を皿から皿へ箸でつまんで移動させるような単純作業でも、どうすれば速くできるか、豆のどの部分を持つべきかなど、研究することはたくさんあるので、新しい発見なんていくらでも見つけられるんですよ。

仕事も同じで「これでいいや」と自分を甘やかさずに、上を目指そうと思えば、課題はいくらでも見えてくるものです。課題をどう乗り越えていくのか、ゲームを攻略するようなワクワクする気持ちを持って仕事をするように、心がけて働いてきました。最近ではそれが当たり前になってきて、仕事を楽しいと思えない気持ちがわからないくらいにまでなりました(笑)。

PDCAを最初に全力で回したのは、学生時代に打ち込んだ競馬とパチンコ

父は、お金にとらわれず、自分が楽しいと思える仕事をしたほうがいいという考えの人でした。私が就職活動をしていたときも、「年収は高いけれど楽しめない仕事と、年収は低いけれど楽しめる仕事、どちらがしたいんだ」と聞かれ、私は後者だと即答すると、父は大きくうなずき「好きな仕事をしなさい」と。そういう考えを持つ父に育てられた私は、学生時代も好きなことに没頭する日々を送りました。

大学生活で私がやり遂げたことといえば、競馬とパチンコを極めたことです。ある時に競馬の必勝本を読んで100円分チケットを買ったんですね。そしたら、2000円ぐらいになって。これは面白い!と思ったことがきっかけとなり、運に任せて遊ぶだけではなく、レースに勝つためにはどうすればいいのか、日々研究に明け暮れていました。 例えば、競馬の予想も基本は「PDCA」が大切なんです。「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Action=改善」ですね。予想するだけではなく、レースが終わった後はデータを分析して自分の予想と結果を照らし合わせて確認し、改善するべきポイントを見つけ出し、次の予想でそれを生かす。その繰り返しでした。何千レースものデータを最初はエクセルで管理していたのですが、データ量が多すぎて管理しきれないほどに。データベース言語であるSQLを独学で学んで、アプリで管理できるようにしました。

パチンコも勝つためにはいろいろと計算しなければならないことが多いのですが、毎回計算しなくてもいいように、Java言語を勉強してアプリを作りました。土日は全レースを見返して、月火が復習、水曜は少しお休みをして、木金で次の土日のレースの予想の時間に充てて…。もちろんこの1週間の間にパチンコをする時間も確保しています。睡眠時間が1~2時間くらいの日が続くくらい、全精力を費やしていましたね(笑)。

新規事業立ち上げに携わるために、パチンコ店運営企業へ

そんな大学生活を送りながらも、漠然と大学卒業後は新規事業に携わったり、起業してみたいという想いがありました。就職活動の時は、なんとなく商社やメガバンクに入れば新規事業に携われそうな気がするという、かなり浅はかな考えで入社試験も受けました。しかし「この選択でいいのだろうか?」と疑問を持ち、もう1年、就職活動をすることに。

翌年の就職活動では、自分が新規事業に関われる会社はどういう会社なのかを、具体的に考えるようにしました。会社が新規事業をやっていても、その部署へ配属されるには、同期の中でトップクラスでいなければ無理だろうと。その観点で考えたときに浮かび上がってきたのが、パチンコ店運営企業でした。海外で銀行やカジノを作るなど、新規事業を展開している会社もあるし、パチンコであれば知識や経験を生かして上を目指していけるのではないかと考えたのです。結果、就職活動は無事うまくいき、大手のパチンコ店運営企業に入社することになりました。

パチンコ店運営企業に就職してからは、約2年の間、店舗で勤務しました。最初は掃除、接客、アルバイトの方の管理などをして、次第に店舗売り上げのシミュレーションといった戦略の部分にも関わらせてもらいました。

この会社でとても印象に残っているのが、入社して2ヶ月の時、当時のマネージャーから突然「楠瀬 、仕事楽しいか?」と聞かれたことです。「そんな風に聞かれたら楽しいって答えるしかないじゃないか!」と思いながら「決まってるじゃないですか、もちろん楽しいですよ。パチンコが大好きで、大好きなものに囲まれているんだから。」と返答したんです。しかし「適当に答えたでしょ。仕事なんて90%はつまらないものなんだよ。でも、残りの10%の楽しさを11%楽しもうと努力できる人が仕事のできる人なんだよ。」と言われたんです。この言葉がかなり自分に突き刺さりましたね。自分の中で「仕事は楽しいものじゃなくて、楽しむもの」という言葉に変換されて、すごく腹に落ちたんです。これは今でも働く中で、自分のベースになっています。

「みんなが楽しんで仕事ができる社会」を目指して起業

パチンコ店運営企業を辞めようと思ったきっかけは、当時、会社の方針が新規事業を拡げていくのではなく、既存の事業に重点を置くと、方針転換したことでした。私は新規事業に携わりたくて入社したので、「それならば、辞めよう」と思いました。

退社後は、他の会社へ転職する選択肢もあったのですが、私は起業を選びました。起業したい人は、30歳頃まで企業に勤めて勉強した後に会社を立ち上げるケースが多いと思います。ただ30歳まで待って成功する確率と、20代半ばで起こして成功する確率はそんなに大きな差はないだろう、未熟な部分も受け入れてもらい易い、若いうちに起業するのも一つの手だと思ったんです。学生時代に貯めたお金もあったので、すぐに行動に移しました。

当時、オンライン上で不特定多数の人に業務を依頼する、クラウドソーシングが広まり始めた時期でしたが、デザイナーやエンジニアなど一部の技術職か、簡単なデータ入力に限られていました。自分は、企画職、マーケティング職、トップ営業の方も、会社と個人契約することができると考え、幅広い業種を取り扱うクラウドソーシングのプラットホームを立ち上げました。

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また、クラウドソーシングの会社を立ち上げたのには、自分なりの思いもありました。パチンコ店運営企業で働いていた時、学歴が理由で就きたい職に就けなかったというアルバイトのスタッフもいたのですが、とても仕事を楽しんでいきいきと働いていたんです。一方で、大学時代の友人とお酒を飲んだ時、大手の企業に勤めているのに「仕事がつまらない」「会社に行きたくない」と愚痴をこぼしている人もいました。

大きな仕事ができる機会がある企業で働いているにもかかわらず仕事を楽しめない人がいることも、仕事を楽しむことができる人なのに、学歴、性別、価値観、働き方など社会的なレッテルが理由で仕事の幅が広がりにくいことも、どちらももったいないと感じました。社会的なレッテルなど関係なく、誰もが様々な仕事に携われるチャンスを増やせば、世の中はもっと良くなっていくのではないか、みんなが楽しんで仕事ができる社会になっていくのではないか、という気持ちを持つようになっていたんです。

そこで、まずはすべての人に仕事のチャンスを増やせるようにと、クラウドソーシングサービスを選んだのですが、自分の力不足でうまくはいきませんでした。本業と違う仕事で収益は上げていたものの本業が全く伸びず、今の状態で続けても先が見えないと、約1年で廃業することを決めました。

ハイクラス人材の価値観を変えるマーケットを創るために、ビズリーチへ

廃業後、すぐに新しい就職先を探すことになりました。この時も転職の軸に据えたのは、「人材×働く」に関わる会社であること。起業当時から変わらない「みんなが楽しんで働ける社会」を作れそうなところはどこか、いくつかの企業で検討しました。

その中でビズリーチを選んだのは、一番自由度が高く働くことができると思ったことと、ハイクラスの人材に強い会社だということでした。それまで結構自由なキャリアを歩んできたタイプなので、ベンチャー企業であれば裁量を持ち、自由度高く働けるのではないかと考えました。ハイクラスの人材に強いことにこだわった理由は、みんなが楽しんで仕事ができる社会にするには、ビジネスのトップで働く人たちの影響力が必要だと感じていたからです。彼らを巻き込んで「仕事とは楽しむものである」というマーケットをいつか作りたいと思いました。

営業→マーケティングへジョブチェンジ

2016年3月にビズリーチに入社。転職してすぐの頃は「ビズリーチ」を利用する企業様の採用成功の支援を担当することになりました。入社して感じたことは、イメージ通り自由度は高いものの、もう少し仕事の生産性を上げる余地があるのではないか、ということでした。3ヶ月ほど働いた頃に、現事業部長である酒井に、その提案をしました。会社経営の経験があったので、事業部目線、経営目線で会話をしていたら「君は、変わっているな」と言われました。酒井は私に営業よりも、企画職のほうがパフォーマンスが出ると判断したのか、8月には事業企画部へと異動になりました。

事業企画部では、お客様の採用支援部門の売上収支シミュレーションやキャンペーンを提案するなど、戦略立案のサポートをしていました。アミューズメント業界で働いていた時の経験が生かせる部分もあり、初めての仕事も意外と苦労することなく、楽しく過ごしていました。その後1年間、事業企画部で働く中で「ビズリーチ」をご利用いただいている会員様への対応を強化したほうが事業が伸びるのではないかという気持ちが芽生え、酒井にカスタマーマーケティング部に行きたいと相談しました。すると、ちょうど前任者が産休に入ったタイミングだったこともあり「じゃあ、見てきなさい」と、カスタマーマーケティング部のマネージャーとして新たにチャレンジの機会をもらうこととなりました。

マーケティングについての知識がない上に、マネージャーとして異動したので、正直、最初は何をやっているのか理解できないような状態でした。事業は進んでいくのに、自分は何も成果を上げていないジレンマで泣きそうになることもありました。悩んだ結果、わからないことは諦め、広告運用など自分の知識が乏しい部分は詳しいメンバーに力を借りて、得意なフィールドで部署を運営しようと割り切ることにしました。最初の1ヶ月は、業務状況などの様々な情報をグラフや表に変換して一覧で表示できる、いわゆるダッシュボードを作り、自分自身がマーケティングの状況を把握できる環境作りに努めました。事業企画部時代に簡単なダッシュボードを作っていたこともあり、理想のイメージは頭の中にありました。ただ具体的な作成方法の知識が足りず、社内のいろいろな方に相談しながら、集めた情報をつなぎ合わせて何とか作っていきました。1ヶ月半ほどかけて誰が見ても納得できるダッシュボードを完成させたときは今でも思い出される瞬間の一つです。

カスタマーマーケティング部に異動して約半年後に、部長へと昇進しましたが、決裁権が増えたことと、責任が重くなった以外はあまり変わったことはありませんでした。部署のメンバーは、もともと自由にやりたいタイプが多いので、最低限の先導をするだけで、それぞれが自由にパフォーマンスを発揮していたのも大きいかもしれませんね。ありがたいことです。

誰もが「楽しんで」働ける社会を目指して

今の仕事の面白いところは、企業と人をマッチングさせるところにあると思います。企業の人事・採用担当者の方も求職者の方もそれぞれに思いが異なるので、お互いの気持ちがピッタリと合う最適なめぐり合わせを見つけることはとても難しいことです。「ビズリーチ」という大きなプラットホームで得られる膨大な情報を、どのように生かしてマッチングしていくべきなのか、これが世の中の最適解なのかをどんどん研究していきたいと思っています。

また、ビズリーチへの入社理由の一つに、影響力のあるハイクラスの方々を巻き込んで、誰もが「楽しい」と思える社会になっていくような仕掛けを作りたいという気持ちがありました。しかし、これはまだ実現できておらず、今後カスタマーマーケティング部が進めていかなければならないことの一つだと思っています。 ハイクラスの人たちも、その部下の人たちも、個人で働く人たちも、誰もが、自分の仕事を「楽しい」と思えるような世界を創りたい。そんな世界を実現するための転職マーケットを生み出したいですね。更に言うと、転職という選択肢に頼らないキャリア形成や仕事を楽しむ環境提供をしていきたいですね。


過去のキャリアインタビューはこちら
「偶発性のキャリアを大切にしていきたい」|伊藤 綾(ビジネスマーケティング部 部長) 「「失敗しまくれるって素晴らしい」|中嶋 孝昌(執行役員)
「日本一のインサイドセールスをつくる」|茂野 明彦(ビジネスマーケティング部長)
「打席に立ち続けて気づけた、自分の強み」|津村 信太郎(執行役員)
「人の一生に寄り添った仕事がしたい」|古野 了大(サービス開発本部長、HRMOS採用管理事業部長)
「楽しみながら仕事ができれば、行き着いた先も楽しい」|酒井 哲也(ビズリーチ事業本部長)

※所属、業務内容は取材時点の内容です。


この記事をインタビューしたメンバー

乾 友香/ Yuka Inui


新卒で銀行に入行し、その後人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして勤務。2018年にビズリーチに入社。現在は人事本部の採用マーケティング室にて採用に関わるコミュニケーション設計や、Reach Oneの編集を担当。特技は歌モノマネ。


創業10年目を迎えても変化し続けるビズリーチ。ビジネス職の新卒採用で求める人材とは?

データとテクノロジーの力を活用し、未来の経営と働き方を支える事業創りに取り組んできたビズリーチは、2019年4月14日で創業10周年を迎えます。1,300人を超える社員数を擁する規模に成長し、企業としての真価を問われるフェーズへと進んできました。

そんなビズリーチでは、事業を共に創り出し、成長させていく仲間を求めています。新卒採用サイトもオープン。今回は、ビズリーチ新卒採用(ビジネス職)担当者に、創業10周年を迎える今のビズリーチのフェーズと、求める人物像について伺いました。

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(プロフィール)
左 :枝村 学
2010年 慶應義塾大学商学部を卒業。学生時代は、体育会アメリカンフットボール部に4年間所属。国内大手化学メーカーに新卒入社。2015年にビズリーチへ転職。新規開拓営業、ベンチャー・中小企業向け人材採用コンサルタント、地方創生事業部門では、内閣府や地方自治体のプロジェクトを歴任。直近は、ビズリーチ福岡オフィスの支社長を約2年間務める。現在は新卒採用(ビジネス職)グループの責任者に従事。

右:江浪 啓典
2016年 神戸大学経済学部を卒業。学生時代は、フィリピンでの留学、海外インターンを経験した後、海外インターンの求人メディアの立ち上げなどを経験。入社後は、企業の経営者や役員向けに対する採用コンサルティングを経験し、月間MVPや半期の全社新人賞などを受賞。現在は新卒採用(ビジネス職)グループのリーダーに従事。

新卒採用をどのように捉えているか

―ビズリーチは新卒採用を2013年から行っていますよね。以来、新卒採用を会社の中でどのように捉えていますか?

江浪:世の中に対して大きなインパクトを生み出していくための中長期投資が、新卒採用だと捉えています。これから3年後、5年後、10年後に事業や組織が成長するにあたり、新しい価値観を持った方や、多様性を持った方が必要だと思っています。その一つの切り口として新卒採用があると思っています。

枝村:そして、3年後、5年後、10年後に会社や事業を牽引する存在、担っていく存在を探すのが、僕たち新卒採用チームのミッションです。一方で学生の皆さんの立場を考えると、人生における新卒一社目の選択はとてつもなく大きな決断だと思います。そんな社会人第一歩目の候補としてビズリーチに興味を持っていただける事は、本当にとても嬉しいこと事だと思っています。

―働く中では、新卒入社とキャリア入社で違いはあるものなのでしょうか?

枝村:新卒入社かキャリア入社であるかは、特に大きな区別はしていません。もちろん新卒入社者向けに、より手厚い研修や教育体制はあります。また、キャリアの事例として、新卒で入社して2年目でリーダーになった人、4年目で新規事業を立ち上げた人などがいて、さまざまな領域で活躍していますよ。私は今の部署に異動する前、福岡で支社長をやっていたのですが、後任は新卒入社3年目の者です。実はオフィスのメンバーのほとんどが彼よりも年上です。若手のキャリアも多様で、重要なポジションを任せられるチャンスが多くあります。新卒、キャリア、年齢は問わず、意志のある人、成果を出し続けてきた人がチャンスをつかんでいく環境だと思います。

新卒採用はどのように変わってきたか

―新卒採用を開始してから8期目を迎えましたが、以前と比べて新卒採用において求める学生像は変わりましたか?

枝村:本質的には、会社の3年後、5年後、10年後を牽引していく人材、変わり続ける会社だからこそ、そういう環境の中で前向きに変化を楽しめる人というのは、昔と変わっていません。

江浪:一方で選考を受けに来てくださる学生の方が求めるものは変化していると感じます。以前は裁量権や成長といった要素をストレートに求める方が多い印象でした。もちろんそれ自体が悪いわけではないですが、あくまでも目的ではなく手段だと思っています。最近は、自身の負の経験から明確な課題意識やある種の使命感のようなものを持ち、それを実現できる環境はどこなのか、自分は社会の中でどうありたいか、という視点の中で、その実現の手段としての成長環境と捉えている方が増えた印象があります。

―そのような変化が起きているのは、なぜでしょうか?

江浪:世の中の大きな流れとして社会課題、ソーシャル・イシューが叫ばれるようになって、関心を持つ学生の方が増えたことは1つの要因だと思います。ビズリーチは「Social issue×Tech」を事業の軸に据え、インターネットやAIを始めとするテクノロジーを活用して社会の大きな課題を解決していくことを目指していますし、成長フェーズの希少性も相まって、自ら手触り感を持ちながら社会の課題をダイナミックに解決していきたいという思いを持った人が、自己実現の場所としてビズリーチを選択肢に入れてくれるケースが増えているのだと思います。

―学生の方から見たビズリーチの印象が、年々変わってきている実感はありますか?

江浪:はい、あります。数年前は「ビズリーチ」という会社すら知られていませんでしたが、CMの影響もあり、知名度が上がったことは実感できています。ただ、説明会参加前の学生の方の多くは、最初はビズリーチを一般的な人材紹介会社だと思っているようです。一度でも説明会を聞いていただければほとんどの方に「ビズリーチは人材の会社ではない」と理解していただけています。

枝村:最近では、以前よりも「社会にインパクトを与えられる会社」だと思ってもらえることが多くなったと感じています。「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」というミッションのもとで、「ビズリーチ」をはじめとする各事業が立ち上がり、事業の拡大とともに社会への影響力が売上や採用成功といったファクトとして増え続けています。会社自体の認知度が上がったことと合わせて、ビズリーチならば「社会の課題を解決する事業を創り続けられる」のではないかと思ってくれる人が増えている実感があります。

―ビズリーチ自体は、どのように変化してきていると思いますか?

枝村:事業としては、ハイクラス転職サイト「ビズリーチ」を軸に、人材活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」、事業承継の課題を解決するM&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」といった、新たな領域での展開も行っています。「HRMOS」は人事・採用担当者にとって直感的な体験、本質的な課題解決のサービスを提供したことでグッドデザイン賞をいただいたり、「ビズリーチ・サクシード」はすでにM&Aプラットフォームとしては、日本最大級規模にまで成長するなど、企業理念の実現に向けた多角化が進み、実績がでてきている段階です。

―会社の変化と共に、働く環境も変わってきましたか?

江浪:社員数、組織体制、制度、職種など、私が入社した3年前と比べてもあらゆることが変わってきていて、働く内部環境は常に変化し続けていると肌で感じます。一方それだけ環境が変わる中で、なぜビズリーチがビズリーチらしくあり続けられるのかというと、根底に流れる組織哲学そのものは変わっていないからだと思っています。組織として目指すミッションやありたい姿がしっかり言語化されていて、それを採用や制度に組み込んで浸透させていくことを大事にしている、だからこそ大胆に変わり続けられるのだと考えています。

―就職活動中の学生のみなさんは、常に変化するビズリーチをどのように捉えたら良いと思いますか?

江浪:今はテクノロジーによってビジネスモデルは5年や10年で陳腐化すると言われていますし、組織も人の流動化が進むなど、あらゆるものが変わりやすく、変化しない組織は生き残れない時代だと思います。就職活動の時に携わりたいと思っていた事業や、いいと思っていた制度が入社した後に無くなる可能性も大いにありますし、憧れのロールモデルも入社後には転職していなくなってしまうかもしれない。そのような「変わりやすいもの」に執着しすぎるべきではないと思います。言い換えると、常に変わり続ける組織において「今現在」にはあまり意味がないと思っています。

一方で、ミッションのような大きな方向性や組織哲学といった企業の土壌は変わりづらいものです。成長企業を就職先に選ぶ際には、「変わるもの」と「変わらないもの」を自分の目できちんと見極めて、「変わらないもの」を大事にした方が後々のミスマッチが少なくなると思いますし、弊社としてはそういう部分こそ真正面から正しく伝えていきたいと思っています。

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ビズリーチが求める人材とは?

―これまで新卒で採用してきた方はどのような人が多いですか?

江浪「刺激」「正しさ」「仲間」の3つをそれぞれの人生観の中で強く欲する人だと思っています。

枝村:具体的に「刺激」とは、常に変わり続ける環境の中で、急激な変化や逆境を刺激として全力で楽しみながら自分自身を成長、変化させていける人。「正しさ」は、価値に敏感で、自分なりの価値観で正しいと思えることや社会への価値提供、誇りに思える仕事がしたいといった価値基準を持っている人。「仲間」については、多様な価値観を持つ仲間が集うチームで理想に向かってそれぞれが背中を預け合い、大きなことを成し遂げていくことに喜びを感じる人。そういう人が実際にビズリーチで楽しく仕事ができるし、結果を残していける人なんじゃないかと思います。

江浪:これは内定者や活躍している社員の入社インサイトを洗い出してグルーピングした結果、出てきたキーワードなんですが、よくよく考えてみるとビズリーチが大切にしている3つのバリューが本質的に意味することをとても端的な言葉で表現できているのではないかなと思っています。実はありがたいことに新卒採用では、学生の方からご友人を紹介していただくことがとても多いんです。例えば昨年のサマーインターン参加者の数十人のうちの約半数が、内定者もしくは過去にビズリーチと接点を持った方からのご紹介でした。そういったビズリーチのカルチャーを知っている方からたくさんご紹介いただけるからこそ、必然的にこれらを求める方が多く集まっているのかなと思います。

―改めて新卒採用チームから「新卒採用に対する想い」や、「出会いたい学生像」を教えてください。

枝村:ビズリーチは約10年間で1000人を超える規模の会社へと成長した、日本では数少ない会社の一つです。今現在も、新しい領域へのサービスを展開するなど、まだまだ変化し続けています。そんなビズリーチが求めている人材は中長期的に会社を牽引していく存在です。自分の人生をどう生きたいのか、人としてどう在りたいのか、何を成し遂げたいのか。ビジョンや強い意志のもとに内面から自身の原動力を燃やし続け、一緒に成長し続けられる人に来てもらいたいです。そういう人ならば、ビズリーチという働く環境を、120%活用できるのではないかと思っています。

江浪:ビズリーチはお伝えしてきた通り、変化がとても激しい環境なので、自分自身が変化、成長していくことが何より求められます。代表の南も「変わり続けるために学び続ける」、「日本一学ぶ組織にしたい」と常々全社に向けて発信していますが、変わり続ける環境の中で常に学び、変化を前向きに楽しめる、そういった自己変容をし続けられる方とお会いできると嬉しいです。

―これから出会う学生の方に向けてメッセージをお願いします。

江浪:自分の気持ちに嘘をつかず、正直に意思決定して欲しいと思います。基本的に個人の意思決定に正解、不正解はないと思っていますが、あるとすると自分に嘘をついた意思決定だと思っています。世間体やご家族からの期待などいろいろ要因はあると思いますが、絶対に自分の人生を主体的に生きた方が楽しい。

ただそもそも知らないことをやりたいと思うことは不可能なので、私たちはビズリーチがどのような会社なのか、全力でみなさんに知っていただく努力をしていきます。まずはビズリーチに触れ、ビズリーチという会社が目指すもの、築いてきたカルチャーを感じて欲しいです。その上で、自分の感性や直感を大切にし、ビズリーチには自分が欲する土壌があるのかどうかを心に問うてみてください。もしみなさんが「刺激」「正しさ」「仲間」を強く欲するのであれば、自信を持っておすすめできる環境なので、ぜひチャレンジして欲しいです。

枝村:どの会社を選ぶかということは、働く環境を選ぶうえでとても大事なものですが、環境を選ぶだけでは良い結果を生むことはできません。すべては自分次第なのです。環境の良さはもちろんですが、むしろ環境をどのように扱えば自身の成長が最大化するかを考える事が非常に重要かと思っています。ビズリーチは自分を成長させる土台としてふさわしいのかという観点で、選んでいただければと思います。成長の機会として、いわゆる「打席の数」はこれからも増え続けます。それは、ビズリーチがこれからも社会課題を解決するサービスを創出し続けていくからです。あとは自らの意志と行動で、機会をぜひ掴みにいってほしいと思っています。 

―ありがとうございました!ビズリーチの今の状況や、ビジネス職採用における求める人物像についてご理解いただけましたでしょうか。
エンジニア・デザイナー採用担当者からのメッセージは次回お送りいたします。
また、新卒採用サイトにはビズリーチで活躍する社員をたくさんご紹介しています。ぜひご覧ください!

www.bizreach.co.jp


この記事をインタビューしたメンバー

乾 友香/ Yuka Inui


新卒で銀行に入行し、その後人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして勤務。2018年にビズリーチに入社。現在は人事本部の採用マーケティング室にて採用に関わるコミュニケーション設計や、Reach Oneの編集を担当。特技は歌モノマネ。


Reach One 2周年! 最も読まれた記事5選

こんにちは!Reach One編集部です。
本日2月21日、Reach Oneは2歳になりました!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。

前回、好評だった「Reach One 1周年! 最も読まれた記事10選」に引き続き、 2周年を記念して、再び、この1年で最も読まれた記事5選をご紹介します。

一年間で最も読まれた記事5選

下記、集計結果です。

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ReachOne 累計PVランキング
縦軸:PV 、横軸:各記事(一部抜粋)
集計期間:2018/2/21 ~ 2019/2/20

では、最も読まれた記事ベスト5をご紹介します。

1.エンジニアやデザイナーが、もっと快適に働ける環境を

2位の記事を圧倒して、もっとも読まれた記事はiMacPro導入のニュースでした。
エンジニア、デザイナー向けにiMacProの導入を決めたビズリーチ。第一弾として136台が納品されたご報告と、背景についてご紹介しました。reachone.bizreach.co.jp

(iMacPro導入後の反響は…?こちらも併せてご覧ください!)

2.「本物のビジネス」を体感できるサマーインターン

2020年卒のサマーインターン募集記事。 reachone.bizreach.co.jp 現在、20卒本採用が始まっています。新卒採用サイトがOPENとなりましたので、こちらも併せてご覧ください!

3.2018年入社式で新メンバーが語った目標と取締役からメッセージ

こちらは2018年の入社式のレポート。ビジネス職・エンジニア職・クリエイティブ職の各職種から一名ずつの新入社員が所信を表明しました。取締役3名からのメッセージにも注目。 reachone.bizreach.co.jp

4.5月19日放送開始の「キャリトレ」新CMとは!?

2018年5月19日から放送した、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」のCM。採用担当者の吉谷彩子さんに加え、新たに立石晴香さんが後輩として登場する、セカンドストーリーが展開されました。 reachone.bizreach.co.jp CMの反響はとても大きく、7月まで放送されていました!

5.「Slack」のビズリーチオリジナルのカスタム絵文字は2,045!

ビズリーチ社内でチャットツールとして使われている「Slack」。ビズリーチ社員がよく使う「カスタムの絵文字」をご紹介しました。 reachone.bizreach.co.jp 現在は、なんと「6,414個」の絵文字が使われています!!コミュニケーションが円滑になるように、絵文字を作成する社員もたくさんいます。

最後に

2周年を迎えたReachOne。ReachOneはビズリーチのヒト・コトなどにフォーカスを当て、ビズリーチのことをお届けするメディアです。 採用情報だけでなく、職種や各チームのこと、社内での出来事をお伝えします。 今後ともReachOneを、どうぞよろしくお願いいたします!



「ユーザー目線のエンジニア」を目指す私たちが、ビズリーチに入社を決めた理由

こんにちは、Reach One編集部の乾友香です。
Reach Oneでは、ビズリーチで働く仲間たちのリアルな声を届けています。
毎回ご好評をいただいている2019年入社予定の「内定者インタビュー」第3弾をお届けします。

(前回の内定者インタビューはこちら) reachone.bizreach.co.jp reachone.bizreach.co.jp

今回は、エンジニア職内定者の天間 遼太郎さんと、小河原 裕介さん。二人の充実した大学生活での活動や、就職活動でのビズリーチとの出会い、今後の目標などについてご紹介します。

【プロフィール】
天間 遼太郎/ Ryotaro Temma
1995年生まれ、青森県出身。東北大学大学院 情報科学研究科 博士課程前期2年生。大学ではドローンの研究に努める。

小河原 裕介/ Yusuke Ogawara
1996年生まれ。埼玉県出身。東海大学 情報通信学部 組込みソフトウェア工学科4年生。大学時はサークル活動で、小学生向けのプログラミング教育活動を行う。また、「ライフイズテック株式会社」で中高生にプログラミングを教える、メンター活動を行う。

「モノづくり」に喜びを感じた学生時代

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(左:天間 遼太郎さん 右:小河原 裕介さん)

―まずお二人のパーソナリティをうかがいます。
天間さんは今、ドローンの研究をされているんですよね?

天間:はい、私はもともとモノをつくることが好きで、小さな頃から工作が好きでした。高専に入ってからは、写真やグラフィックデザインなどもやっていましたね。自分で撮りたいものだけを撮るというよりも、誰かに頼まれて撮ることも多く、つくることで人に喜んでもらえるうれしさも感じるようになりました。高専の校長先生に学校のカレンダーの作成を頼まれたこともあるんですよ。 そんなモノづくりが好きな気持ちは今でも変わらず、大学院では、ドローンの研究をしていました。ドローンは以前と比べるとだいぶ身近になってきていますが、実は操縦するのがとても難しいんです。もっと誰でも簡単に操縦できるようになれたらという思いがあり、操縦しやすいインターフェイスにするためには、どうすればいいのかを考えています。最近はメインのドローンとは別に、もう1台同時にドローンを飛ばしてそのドローンからメインのドローン周辺の俯瞰的な映像を提供することで操縦をアシストするシステムを研究しています。

―小河原さんはロボットやプログラミングの領域で既に経験を積まれてきたとか?

小河原:そうなんです。高校1年生の時にプログラミングに興味を持ち、中高生にIT・プログラミング教育サービスを提供している「ライフイズテック(以下、Life is Tech!)」でITキャンプに参加しました。キャンプで、大学生のメンターとお話しする中でプログラミングだけではなく、IT教育そのものにも興味をもちました。 大学に入ってからは、マイコンへの組み込みを学びながら、Life is Tech!にメンターとして参加し、中高生向けの教科書作成や、指導をおこなっていました。授業は基本的にパソコンの画面内で完結するものが多いのですが、画面の中だけではなく、手にとって動かすことができるモノも子どもたちに学んで欲しいという気持ちになり、今はLife is Tech!と併せて、大学のロボPという団体で、近所の小学生に対して簡単なロボットを使ったプログラミングの授業を企画し実施しています。

―それぞれ精力的に活動されていたんですね。研究や活動の中で苦労したことはありましたか?克服した方法などもあれば教えてください。

天間:ドローンは飛ばすのに規制が厳しいので、学校から10Kmくらい離れた海まで行って、何度もトライ&エラーを繰り返しながら、約1年間ドローンを飛ばし続けていました。1人で重い機材を運んだり、失敗したりと大変なことも多かったですが、思い通りに動いた時の喜びがとても大きいので、モチベーションが下がることはありませんでした。落ち込むよりも、手を動かして解決方法を見つけようという気持ちが強かったです。理想通りに飛んだ時に周囲から「すごいね」と言ってもらえることも、頑張っていて良かったと思えて力になりました。

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ドローンの研究に勤しむ天間さん

小河原:小学5年生80人の前で、ロボットを使ったプログラミングの授業をした際に、その時に使ったプログラミングツールをつくるのにとても苦労しました。1台のロボットを動かすだけなら問題にならないようなことも、40台を安定的に動かそうと思うと、ソースコードは本当に信頼性があるのかどうかなど、議論しなければならないことが多くて。大学の授業後の活動だったので、5~6人で2~3週間くらい泊まり込みで開発しました。途中、方向性で揉めたりもしましたが(笑)。同じ目的に向かってそれぞれが合理的に考えることが楽しかったです。

―小学生への授業はうまくいきましたか?

小河原:まだまだ改善点は多くあるのですが、小学生に対して授業ができるようになったことには満足はしています。子どもたちもとても楽しそうで、授業で使ったロボットをお年玉で買いたいと言ってくれる子どもまでいたんです。

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小学生へ授業をする小河原さん

「この人たちと一緒に働きたい」と思えたのが決め手

―学生生活でとても貴重な経験をしてきたお二人ですが、ビズリーチに就職しようと思ったきっかけは何ですか?

天間:就職活動を始めるなかで、何を大切にしていきたいか考えたときに、「ユーザーファースト」という言葉が好きだなって思ったんです。自分も1人のユーザーとして、ユーザーへのおもてなしを感じるサービスが好きだし、そういう考え方で自分もモノをつくりたいなと。ビズリーチに強く興味が湧いたのは、バリューの中にある「価値あることを、正しくやろう」という言葉から、自分たちだけでなくユーザーのことをきちんと考えてモノづくりをしているんだろうという想いが伝わってきたことが大きいです。

小河原:私は学生時代の活動の中で、熱い気持ちを持った人と一緒に仕事ができる環境はとても大切だし、熱い気持ちを持った人がつくるものは素晴らしいと感じていました。だから、就職も「人」ベースで考えていました。ビズリーチに興味を持ったきっかけも、やはり「人」に魅力を感じたからです。たまたま参加した逆求人イベントで聞いた話がとにかく面白かったので、面談や面接を進めさせていただいたのですが、とにかく会う方、皆さん本当に面白い方ばかりで。

―ビズリーチ社員のどのようなところが面白いと感じたのですか?

小河原:会社の説明よりも自分自身のことや考え方を積極的に話してくれるところでした。他の会社の面接官の方は、企業やサービス、キャリアプランの説明が多い中で、「自分はこうしていきたい!」と語ってくださる方が多くて。しかも面接でお会いする皆さんは、それぞれ目的意識をもって、熱い心で仕事に取り組んでいるのが伝わってきました。

天間:私も面談や面接をしていくなかで、会う方が皆さん面白いのには驚きました。教育問題など仕事内容以外の話もできたり、自分の仕事に対する考え方について紹介してもらったり、私もそれに同意できるところがありました。会う人によって、考え方が違うのも面白かったです。でも、目指しているところは皆さん似ているので、違う観点からそれぞれ同じ目的を目指しているんだと感じて、それって凄く良いなと思いました。

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―具体的に、会ったビズリーチ社員の中で印象に残っている人はいますか?

天間:最初にお話をした、HRMOS事業部のエンジニアの方からは前職とビズリーチの比較について伺った内容が印象的です。前職は与えられた仕様書通りに開発し、納品する仕事だったのが、ビズリーチではまずユーザーのことを考えて、どのようにしたらユーザー満足度が上がるのかを試行錯誤してモノづくりができているとおっしゃっていました。まさに「ユーザーファースト」を大切にしたい自分が大切にしている価値観と似ているなと思いました。

小河原BizReach Tech Blogの編集も担当しているキャリトレ事業部エンジニアの方と設計や開発の話で盛り上がりました。勉強方法について質問した際に、突然「この後、開発会議があるから参加する?」と声をかけてくださり、社内会議を見学させていただいた時は驚きました。こんなところに自分がいてもいいのかなと戸惑いましたが(笑)。隠さずオープンに対応していただきマニュアル通りではない人間味のある会社なんだと思い、そこに魅力を感じました。

―最終的にビズリーチを選んだ決め手はありますか?

天間:実はもう1社、悩んでいた会社がありました。そこも「ユーザーファースト」という点では結構合致していたんです。ただ、ビズリーチと比べた時に社員の熱量が少し違いました。ビズリーチのほうが、「ユーザーのためにどうしたらいいか」「もっとできることがないか」と考えている熱量が大きく感じて。私が将来どうなりたいかを考えたときに、熱い思いをもった皆さんと一緒に成長していきたいという気持ちが強かったので、ビズリーチに決めました。

小河原:就職活動を始めたころはいろいろと悩んでいたんですが、面接を受けていく中で、ビズリーチほど親身になって話をしてくれるところが他にはありませんでした。最終的にはあまり迷わなかったというのが正直なところです。

ユーザーに寄り添う「エンジニア」になりたい

―ビズリーチに入社した後、こんな仕事をしたいという希望はありますか?

天間:いつか企画の立ち上がりの段階から携わってみたいなと思っています。少人数のチームでいろいろ意見を出し合って、どんどん早いスピードで世の中に価値あるモノを生み出していく事業やチームに携われたらいいなと思います。

小河原:私はHRMOSの世界観に可能性を感じているので、いつかはチャレンジしてみたいです。HRMOSは採用管理だけではなく、従業員のデータベースでパフォーマンス・マネジメントやエンゲージメントなど「人のパフォーマンス」を効率よく最適化できるOSだと聞いています。企業の成長を継続的にサポートできる点は、新しい考え方でとてもかっこいいなと思っています。一方でまずは、大人数のプロジェクトで開発の経験ができることも重要だと思っています。ビズリーチはいろいろなキャリアを積むチャンスのある会社だと感じているので、どんどん挑戦していきたいです。

―最後に、こんなエンジニアになりたいというビジョンはありますか?

小河原:ユーザーが喜ぶところにすごくやりがいを感じるので、技術を突き詰めたエンジニアというよりは、ユーザーに寄り添うエンジニアになりたいです。私は学生時代、たくさんの人に助けられてきたので、何事も「人」をベースに考えたいという気持ちが強くあるんです。エンジニアとしても、その気持ちは大切にしていきたいと思っています。

天間:私もユーザーのことを考えたエンジニアになりたいと思っています。企業の利益だけを追求するようなモノづくりはしたくない。やっぱりユーザーに喜んでもらえることが、自分の喜びでもあるんですよね。それに、ユーザーのことを考えたものをつくっていけば、ユーザーの生活が便利になり、社会にもよい影響のある仕事ができるのではないかと思っています。自分の仕事が社会や人類の発展に貢献できるような仕事がしたい、それくらいの大きな気持ちを持っています。

―ありがとうございました。
ユーザーのことを考えられるエンジニアとしての活躍を、ビズリーチ一同、願っています。


この記事をインタビューしたメンバー

乾 友香/ Yuka Inui


新卒で銀行に入行し、その後人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして勤務。2018年にビズリーチに入社。現在は人事本部の採用マーケティング室にて採用に関わるコミュニケーション設計や、Reach Oneの編集を担当。特技は歌モノマネ。


高校生に向けてAIとBIのデータ活用講座を開催しました!

こんにちは!事業戦略部の佐藤 由香里です。
先日、弊社オフィスで国際基督教大学高等学校(略称:ICU高校)の3年生に向けて、AI&BIによるデータの講座を開催いたしましたので、その様子をお伝えします。
(以下、記載の部署名は開催日時点のものです。)

この講座は去年に引き続き2回目の開催でした。
去年参加された生徒の方の中には、この講座がきっかけで大学で統計・データサイエンスを専攻しようと勉強し、留学先もこの分野で検討している方がいらっしゃるとのことでした。今回の講座も生徒の皆さんの進路や学生生活に良い影響を与えられたらと思います。

最初にビズリーチのエントランスである「ガーデン」と「オーシャン」を見学していただき、会議室に移動して講座開始です。

ビズリーチのデータ活用セクションには、ビジネスサイド向けの「BIグループ」、プロダクトサイド向けの「AI室」があります。
今回、BIグループからは立川と荒木、AI室からは菅谷がそれぞれ登壇しました。

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講座内容

1.「株式会社ビズリーチの紹介」BIグループ 佐藤 由香里
2.「データを使うお仕事について」BIグループ 立川 太一
 ・自身のキャリアについて(コンサルティング会社→事業会社)
 ・実社会での数字の使われ方、意思決定に使われる例
 ・データ可視化とは
3.「数学は今からやっておいた方がいいよという話」BIグループ 荒木 和也
 ・モンティ・ホール問題
 ・実社会での数字とグラフのトリックについて
 ・数学は論理性を鍛えておくことに役立つ
4.「AI業界のお仕事」AI室 菅谷 信介
 ・AI(人工知能)とは
 ・AI業界の人々 ー データサイエンティスト・機械学習エンジニア・研究者
 ・実務の紹介 ー レコメンデーション・モデリング・推定・Deep Learning

立川の講座「データを使うお仕事について」

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詳細はこちら↓↓

www.slideshare.net

荒木の講座「数学は今からやっておいた方がいいよという話」

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菅谷の講座「AI業界のお仕事」

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質問タイムの様子

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講座終了後

質問タイムでは、統計やデータに関する質問や、学生生活でやりたいと思っていることに関する様々な質問を受けました。例えば、統計学の学習の仕方や有効なプログラミング言語、アクセス解析ツールやスポーツアナリティクスについてなど、ビズリーチのAI&BIの立場からお答えしました。

生徒の皆さんにいただいた感想の一例をご紹介します。

・自由な感じのオフィスや働き方を見て、将来の職業選択に影響させたいと思った。
・自分が想像していた以上に数字と社会の関係は強いものだということを実感したので、数学が苦手だからという理由であきらめるのではなく、数字と向き合い、統計について学んでみるべきだなと思いました。
・授業のない3学期を利用してAI業界のベンチャー企業でインターンを始めたので、AIの開発や発信ばかりに重きを置くのではなく、得られたデータを分析する能力を身に付けようと思った。急成長中のベンチャー企業を訪問できたのは本当に良い経験でした。
・ビズリーチでは分析に重きを置いて、データを最大限利用しているように感じました。また、データを最大限利用するために論理的思考の重要性やプログラミングの能力が必要なこともよく分かりました。大学で統計学を学びたいのですが、統計だけでなくプログラミングなども勉強していきたいです。

最後に、CMでおなじみの「ビズリーチ!」のポーズで記念撮影! 生徒の皆さんの春からの新生活が、充実したものになりますように!

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この記事を書いたメンバー

佐藤 由香里/ Yukari Sato


2013年8月ビズリーチ入社。前職は金融業界でバックオフィスとプロジェクトマネジメントを手掛ける。ビズリーチではビジネス開発→経営企画→データ分析のキャリアを歩み、現在は事業戦略本部 事業戦略部に所属。

HRの分野はテクノロジーの力でこれからもっと面白くなる。河合聡一郎さんに聞くHR領域の展望と人事・採用の仕事について

プロ・リクルーターに留まらず、多くのスタートアップへの出資や組織/採用のコンサルティングをされている河合聡一郎さん。実は、河合さんにはビズリーチの創業期からサポートいただき、プロ・リクルーター養成講座の講師をしていただくなどで、今もご協力いただいています。今回は、外部から客観的にみたHR業界の今後の展望、人事の仕事、最後にはビズリーチへの期待についてをお話を伺いました。

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河合 聡一郎さん/Soichiro Kawai
法政大学経営学部卒業後、印刷機械メーカー入社。 現リクルートジョブズにて中途採用メディアの営業を担当。 その後、株式会社ビズリーチの立ち上げに携わり、セールス・フォース・ドットコム、コニカミノルタを経て、ラクスル株式会社に創業メンバーとして参画。 同時に複数社のITスタートアップの創業、個人での投資を含めた社外アドバイザーも兼務し、 組織設計、採用支援を実施し3社のIPOにも貢献。 2017年、株式会社ReBoostを創業。

―本日はよろしくお願いします。まずは、河合さんのご経歴やビズリーチとの関わりについて教えてください。

河合:今日はよろしくお願いします。私は実家が機械商社を営んでいたこともあり、大学を卒業後には印刷機械のメーカーに就職しました。その後、現リクルートジョブズに入社したのですが、その当時2006年にプライベートで南さんと初めてお会いしているんです。当時、南さんは楽天球団にいらっしゃって、球団に遊びに行ったり、採用について色々と話をするような仲でした。その後、南さんが球団を卒業された際に、ビズリーチの原型となるサービスのブレストや、創業の際には約1年間、いわゆる草ベンチャーとして、フルコミットに近い形で立ち上げに関わっていました。

その後、私はまだ200名規模だったセールス・フォース・ドットコムなどを経て、ラクスルの創業メンバーとして7年半働いていました。ラクスルで初めて採用や人事の領域に踏み込んだのですが、当時から兼業・副業として様々なスタートアップの立ち上げにも関わっていました。採用・人事の相談に乗るところから仕事に繋がり、何社も採用や経営を支援をしてきました。その結果、お手伝いした2社が上場したり、資金調達する場面に立ち会うことができたんです。その経験が大きくて、やはり事業と組織、採用は密接に連動している、そして何より、経営幹部がそこにコミットすることが重要だと体感しました。

ちなみに2015年〜2018年にかけて、ビズリーチをご契約いただいた企業様へのセミナーやHRMOS採用管理のユーザー会での登壇、プロ・リクルーター養成講座での講師など直近もビズリーチと関わりがあります。

―ラクスル時代から人事・採用に関わっていらっしゃるんですね。その後も多くの企業の採用や人事のお手伝いをされてきた河合さんから見て、今のHR領域をどう捉えてらっしゃいますか?

河合:まず、この業界がやっと注目されてきているんだなと感じます。人材業界・人事組織の分野は歴史がありますが、特に働き方改革の流れもあり、今メディアから注目されている分野だと思います。HR関連の勉強会やカンファレンス、サービスも増えてきました。

日本の労働人口が減っている中で、ヒト/組織の在り方がもっと変わらなければいけないという流れができて、さらにここ数年で、ヒトそのものに対してフォーカスが当たっています。HR業界はこれからさらに面白くなっていきますし、それをけん引するのが「テクノロジー」だと確信しています。

インターネットやテクノロジーが人材業界にやっと入ってきて、人事や採用の世界に新しい概念が生まれてきていると思います。その先駆者がビズリーチだと思いますが、これが採用だけではなく人事評価や育成、人の在り方や働き方などに関わっていきます。本当にこれからが面白い業界です。経営者・事業会社の方々もそこに追いついて、コミットしていかないといけません。

そして私たちビジネスパーソンも、これからはテクノロジーを使いこなしより豊かなキャリアを積んでいくことになるはずです。マーケティングの世界ではテクノロジーを活用することがずっと前から当たり前になってきましたが、やっと同じトーンで 「ヒト/組織にもテクノロジーの活用が大事だね!」という時代になってきたように思います。テクノロジーを使いこなし、企業としての価値を最大化するために、今後はもっともっとヒト/組織に技術投資を行うのが当たり前になっていくはずです。

―そんな環境の中でこれから人事・採用の分野はどう変わっていくとお考えですか?

河合:非常に多岐なものを求められますよね。人事は単に採用するだけではなく、入社後にその方に活躍していただくまでフォローする必要があります。そのための基盤として適切な人事制度や、ミッション・ビジョンの設定に至るまであらゆる領域に手を広げていく必要が出てきます。これまでのように、採用の人材要件は現場責任者が考えて、母集団形成は人材紹介会社に任せて、私は日程調整だけ行っています、というスタイルは、もう採用と呼ばなくなるのではないでしょうか。非常に多くのことを学習し、適応していくことが求められていくと思います。

そもそもなぜ採用するのかというところまでさかのぼると、良い会社を創るという点に行き着くと思います。良い会社を創るとなると、幅広い業務を求められますよね。良い事業があって良い組織があって、連携しあって、最終的にそこに良い会社ができあがる。良い事業は社会的に正しい事業をやって世の中に価値提供している、良い組織はそれを実現するために優秀な人材が集まっていて、その人たちが活躍できる場(評価制度・ビジョン・バリューなど)がある。そう言ったサイクルなんだということを、経営陣はもちろん、人事や採用実務者は理解し、施策に落としていく必要があるでしょうね。

また、マーケティングの観点も重要ですよね。例えばスカウトメッセージで候補者の注意を引き、選考中に如何に自社への意向をあげていただくか。これはマーケティング用語でいうアテンションやナーチャリングにあたりますし、運用改善と言う意味では、A/Bテストかもしれません。採用KPIの細かい設計や予算の策定、ROIのモニタリングや改善も必要です。そして会社全体を1つのサービスと捉えると、社員にずっと使い続けてもらうためにはUXをどんどん改善していかなければいけません。また、社員のロイヤリティを上げるための各種施策やブランディングも必要です。こう考えるだけでも人事・採用担当の業務はとても広い範囲になりますね。

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―人事やHR領域そのものが変わっていく必要があるんですね。そういった変化が激しい時代の中で個人のキャリアのためにはどういった点を大切にする必要がありますか?

河合:そうですね、まずは業界と会社が成長している環境にいることがとても大切だと感じています。例えばビズリーチ社を例に出すとわかりやすいですね(笑)。この10年ずっと成長していますし、時代の流れをとらえ、事業を創っていると思います。今後ももっと成長していきますよね。それはなぜかというと、「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」という大事なミッションを担っているからだと思っています。そのミッション実現のためには社内に成長機会が多いでしょうし、これまで誰もやったことがないことにチャレンジする機会も増えていくはず。

(創業期から参画していた)ラクスルも大きく成長していった会社です。成長につれて私が会社から求められることもどんどん変わっていきました。事業モデルの理解はもちろん、例えば採用業務一つをとっても、その手法は常に変わっていきましたし、採用ターゲットのレベルもどんどん上がっていく。しかもすごい早さで。そういう大きな変化の中に身を置くと、おのずと意識しなければいけないことがあります。それは、「誰よりも早く課題設定をして、解決のための情報収集をし、実行する」ということです。

私自身は、特にこのことを意識して過ごしてきました。この会社の次のフェーズはどうなっていくのか?今のフェーズをクリアしている企業ってどういう企業で、そこにはどんな人が働いているのかと。自分で仮説を考え、それをすでに解決してきた人に会って話を聞く。応用できるところを自社に取り入れる。「将来創りたい、あるべき組織をイメージし、そこに到達するためには、今どのような課題を解決しなければいけないのか」と逆算していました。常に目の前の課題よりも、先の課題を設定して、仮説を立てて、情報収集して、クリアする…というサイクルをまわしてきました。その経験が大いに今に繋がっています。

―「成長している環境に身を置き、その中で自分で課題を見つけて、仮説を立て、情報収集して、外にアイデアを求めて、実際にやってみる」ということでしょうか。

河合:おそらく多くの経営者も同じように考えていると思っています。きっと南さんもそうなのではないでしょうか。ラクスル・代表の松本さんも会社/事業のフェーズごとに会う人を変えていたのを横で見ていました。

その様子を見て自分も取り入れて、オンオフ問わず、意識して多様な方と会うようにしています。組織/採用の支援をしている経営者、出資している先の経営者、新規で出資する予定の会社、ベンチャーキャピタルさん、プロ・リクルーター養成講座に参加いただいた方、面接をした後に、別の形で求職者とも会うことも。いろいろ学び、色々と相談しあう。大事にしているのは、いろんなカテゴリの人とお付き合いすることです。プライベートでは20年近くバスケットボールをやっていて、その仲間とも会う。美味しい食事だけを食べにいく会もある。飲食店経営や士業の方、政治家、医者もいる。

多種多様な価値観を自分の中にとり入れたい、自分の半径1キロだけが世の中じゃないということを常に理解したいんです。もともと、人や組織に興味があり、心理学や宗教学も好きなことも影響しているのかもしれません。

―一つ一つの縁や出会いを大切にして、外から多くのことを吸収されているんですね。

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―これまで業界のこと、採用・人事のこと、そして個人のキャリアのことを聞いてきました。より具体的に、河合さんの客観的な立場からみて、これからビズリーチという会社に期待することはありますか?

河合:差し出がましいかもしれませんが、ビズリーチはいいミッションを持っていると思っています。ぜひそのミッションを元に、インターネットカンパニーとしてHR業界を変革・推進してほしい。テクノロジーを武器に21世紀のモノ創りができ、それを世の中に広めていく。HR業界に関わる人たちを幸せにしていってほしいと思います。

さらに期待するのは、インターネットというツールを使って、日本の至る所に存在する「情報の非対称性」を解決してほしい。ビズリーチ・サクシードはまさにそうですよね。業界によっては需要と供給のバランスが、テクノロジーが導入されていないことで可視化されていない。それによって困っている方がたくさんいます。そういうところにビズリーチのサービスが常に存在すると良いなと思っています。

またビジネス人材とテクノロジー人材が、こんなにいいバランスで共存している会社はなかなかありません。世の中の動き、顧客のニーズを拾ってくれるビジネスチームと、それを形にできるエンジニアチームがあるので、まだまだいろんなことできるんだろうなと感じています。これからのキャリアとして、こうした強いテクノロジーが中心の会社で働くことは、幅広い選択肢が生まれるだろうと思います。

創業8年くらいは、HRを軸にテクノロジーが入って変革してきたかと思いますが、これからも世の中を変えていくために、違う領域でも事業やサービスが立ち上がっていくんだろうなと想像します。そんな成長している会社・産業の中にいることは、立てる打席の数も増えるので、自然と個人としての成長機会にも恵まれるはずですよね。

―最後さらにお伺いしたいのですが、プロ・リクルーターでもある河合さんから見て、ビズリーチ社のプロダクトに期待することはありますか?

河合:そうですね、例えばビズリーチサービスは求職者と企業のフラットでフェアな関係を創り出したサービスだと認識しています。そしてこれからも様々な可能性を秘めていますよね。求職者と企業の新しい出会い方を定義しているので、もっとユーザーが増えればいいですね。求職者&企業様が増えることが、今後期待していることかもしれません。サービスが成長し、出会いの輪がもっと広がることが結果として、「働くヒトと企業の選択肢と可能性を引き出すこと」に繋がり、その先には主体的な社会の実現があるように思います。そして、これまで以上に愛されるサービスになってほしいと願っています。

またHRMOS採用管理についても次世代の人事がマストで使うものになってほしいと思います。単純にATS(Applicant Tracking Systemの略。採用活動の管理システム)として採用業務における単なる管理のツールだけでなく、採用のROIを見て、HRMOS採用管理が次の人事・採用の在り方を定義し、けん引するプロダクトになってほしい。「そもそも採用担当は、こういうところまで一貫して見ていかなきゃいけないよね」という部分を、入社後の活躍も含めて、採用活動全体をHRMOS採用管理がカバーすることで、次の人事・採用の在り方を定義してほしい。ツールを使いながら課題を見つけて解決していくことが当たり前の世の中になればいいなと思っています。

人事採用の未来は、経営戦略・事業戦略・組織戦略・採用戦略・その後の育成や活躍を一貫して理解して、世の中の流れに即して、実行に移していくことが求められていくはずです。人事・採用はどんな事業になったとしてもそれに応えられるようなチームがベストなんだろうと思います。私自身も、ビズリーチさんのこれからを楽しみにしています!

―人事、採用のあり方を定義する、ぜひ実現したいことでもあります。河合さん、長時間に渡りどうもありがとうございました!



この記事をインタビューしたメンバー

冨里晋平/ Shinpei Tomisato


2児の父。インターネット広告代理店を経て、2015年ビズリーチに入社。BtoBマーケティングや「ビズリーチ」のプロダクトマネージャーとしてサービスの戦略設計、企画、CRMを担当。8月から人事本部へ異動し、採用ブランディングや採用活動においてMAの活用を推進している。