Reach One|株式会社ビズリーチ(BizReach)【企業公式ブログ】

株式会社ビズリーチの公式ブログ「Reach One(リーチワン)」です。 Reach Oneでは、ビズリーチのメンバーやプロジェクトの紹介、社内外のイベントレポートなどを通じて、「ビズリーチのイマとこれから」をお伝えします。

REACH ONE

ビズリーチのイマとこれから

事業承継M&Aという選択肢を、後継者不在に悩む経営者に知ってほしい!サクシード×ゴーゴーカレー様の事業承継プロジェクトで広報が実現したこととは?

こんにちは!ReachOne編集部の乾友香です。
2018年11月1日にビズリーチ・サクシードで開始した、ゴーゴーカレー様との承継公募サービスはご存知でしょうか? www.bizreach.co.jp この記者会見は、テレビや新聞など転載含めて80媒体以上に取り上げて頂きました。しかしそこに至るまでには、様々なドラマがあったようです。このプロジェクトを担当した、ビズリーチ・サクシードでゴーゴーカレー様を担当する水村さんと広報の辻さんにお話を聞いてみました!

※ビズリーチ・サクシードとは…
ビズリーチ・サクシード」は、株式・事業の譲渡を検討している経営者と、譲り受けを検討している企業をつなぐオンラインプラットフォームです。2017年11月にサービスを開始し、掲載中の譲渡案件数は900件を超え、事業承継M&Aプラットフォームにおいて日本最大級の案件数となっています。

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右:水村 浩明/ Hiroaki Mizumura
株式会社静岡銀行を経て、2018年4月株式会社ビズリーチに入社。現在は、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」にて、ビジネス開発を行う。

左:辻 香織 / Kaori Tsuji
大手PR代理店、事業会社のコーポレートPRを経て、2015年4月株式会社ビズリーチに入社。事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」などのサービス広報を担当。

―ゴーゴーカレー様の企画、どんな課題感からこのプロジェクトは始まったんですか?

水村:ビズリーチ・サクシードは、サービス開始から約1年が経ち、少しずつですが、ご成約を通じて各地の企業様の事業承継課題を解決してきました。しかし、後継者不在による廃業が引き続き進むなか、私たちのサービスの認知は十分ではなく、特に後継者不在の経営者にもっとサービスを知ってもらう取り組みができないかと考えていました。 そこで、注目したのが中小企業白書の調査結果でした。「中小企業白書」によると、後継者不在の企業のうち、M&Aに関心のある経営者は3割強、具体的に検討・決定している経営者はわずか3.4%にとどまっており、M&Aが事業承継のための選択肢として一般的ではないことがうかがえます。また、後継者不在である企業の経営者がM&Aを検討する際の障壁として、「判断材料としての情報が不足している」という声が最も多く、会社の未来を託せるかを判断するための情報の見える化がとりわけ求められていると考えられます。

その課題を公募サービスによって解決できるのではないかと考え、この承継公募の検討を始めました。具体的には、譲り受け企業が企業名を公開したうえで、その経営者に事業承継M&Aにかける思いや、譲り受けた後の展望を話していただきました。そしてそれをインタビュー形式で掲載することで、事業を譲ろうか悩んでいる経営者の方々が一歩踏み出すきっかけを作ることを目的としました。

―なぜゴーゴーカレー様と公募を開始することになったのでしょうか?

水村:ゴーゴーカレー様は「美味しいカレーを世の中に広め世界を元気にする事」をミッションとし、国内外にカレー店を80店舗以上展開されている企業様です。美味しいカレーを軸としたさらなる事業拡大の戦略を練る中で、地域で愛されるカレー店を看板や味を残したまま承継することによる、ブランドの多角化を視野に入れていました。そこには、各地域で愛される「美味しいカレー」が後継者不在を理由にそのまま無くなっていく現状に課題感を感じていたことも背景にあります。

:実はゴーゴーカレー様は2017年に、石川県で一番歴史のあるインド料理店ホットハウス様を既に承継されていました。創業者がご高齢になり、親族にも後継者がいなかったことから、事業承継を視野に入れていました。その話を聞いたゴーゴーカレーの宮森社長が、「味を大切に守りたいので、ぜひ店を引き継がせてほしい」と声を掛けたんです。宮森社長が同店の常連客で信頼関係があったこともあり、事業承継が実現しました。

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ホットハウス様

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左:ゴーゴーカレー 宮森社長 右:ホットハウス 五十嵐名誉会長

水村:ゴーゴーカレー様は、「ホットハウス様のような地域で愛されるカレー店を今後も承継したい」と考えていました。しかし、「ブランド継続型」の事業承継M&Aを大切にしているにもかかわらず、その認知は思うように進んでおらず対象となるカレー店や飲食店などがなかなか見つからないことが課題となっていました。

そこで、ビズリーチ・サクシードの公募を使っていただくことで、今まさに「後継者不在」で困っている経営者の方々に向けてPRしませんか、とお声がけしたんです。私たちの考えに共感を頂き、「どれだけ反響があるかはわかりませんが、やってみましょう!」とのお返事を頂きました。

:公募とあわせて記者会見をすることも重ねてご提案しました。そこまではすぐ決まったのですが、記者会見までに残された期間は1ヶ月。そこからは怒涛の日々でしたね(笑)。全てビズリーチ側を中心に準備する必要がありましたが、記事・公募専用ページ・動画作成や広告を掲載することなどをご提案し、案を固めていきました。

―お二人が工夫した点を教えてください。

水村:記事やキャッチコピーなどで使用する言葉遣い・表現は特に工夫しました。今回主にPRしたかった後継者不在の経営者の中には、「M&A」に抵抗のある方もまだ多くいらっしゃるため、「買収」や「買う・売る」など直接的な表現を控え、「未来に繋げる」「承継する」「引き継ぐ」「譲り受ける」などに置き換えました。

:そして最終的に決まったのが、「事業を譲りたい経営者のための承継公募」。今回の公募で応募してほしい経営者の方にその表現で伝わるのかを軸に何度も考えました。

水村:案はどれぐらい出しましたっけ?10個ぐらい?

:30個以上かな。決定するのに2週間以上かかりました。この公募サイトの検討にあたり、その他工夫した点でいうと、メッセージ動画を制作したことですね。事業を譲り受ける側、譲り渡す側それぞれの人となりや思いがわかる動画があれば、より思いが伝わりやすいのではないかと思い、ゴーゴ―カレー宮森社長とホットハウス創業者である五十嵐名誉会長に登場いただき動画ページを追加しました。

記者会見に向けて徐々にアイディアが固まってくる中で、記者の方に「後継者不在の事業承継」と「無くしてはいけない味」ということをどのように伝えたら良いか、かなり試行錯誤しました。その中でも特にこだわったことは記者の方々にカレーを試食していただくということです。「この味を無くしてはいけない!」と感じてもらうために、実際試食していただくことが重要だと考えました。そこで、ゴーゴーカレー様に試食が可能かを事前にお願いしました。

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試食いただいたカレーがこちら!

―当社が大切にしているバリューである「価値あることを、正しくやろう」ですね!
記者会見そのものは成功だったんでしょうか?

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記者会見当日の様子

水村:予想をはるかに上回る24媒体に参加いただき、反響の大きさに驚きました。記者の方々も、公募という新しい形で事業承継課題を解決するという取り組みに興味を持っていただき、たくさんの質問を頂きました。また、ホットハウス様のカレーについても「この味は無くしちゃダメですね」と言ってくださいました。

:後継者不在の経営者やそのお子様にも、このニュースを一人でも多くの方に知っていただくことに最も注力しました。とくにYahoo!ニュースに取り上げられやすいメディア様を個別に訪問し、取材の案内をしました。広報のメンバーと連携して、今までリレーションが無い、新規の飲食関連のメディア様にも提案を行うことができました。当日はメディア様に「無くしてはいけない味がある」っていう切り口で取材していただき、6つのテレビ番組に取り上げていただきました。地方にいらっしゃる社員のご家族からも「ビズリーチのニュース、テレビで見たよ!」って言ってもらえて…。この取り組みを実行して凄くよかったなと思えました。

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日経新聞には、後継者不在でお悩みの経営者様に向けたメッセージを出稿しました!

水村:掲載の反響を通じて、時代の流れとして「事業承継」は社会にとって大きな課題、テーマであり、その解決に取り組むビズリーチ・サクシードが今求められている事業だということを再認識しました。

:サービスローンチ以来、サイトのアクセス数は過去最高を記録し、後継者不在の老舗カレー店からの応募をいただくなど、潜在的なニーズが高いことを改めて実感しています。

水村:私自身とても嬉しかったことは、メディア掲載を通じて本公募を知り、後継者不在のカレー店経営者のお子様がご両親に代わって応募してくださったことです。今まで知らなかった方に本サービスを知って頂くことができ、とても嬉しく感じました。

―事業承継の課題を感じていただいたんですね!
今回を経て、今後やってみたいことってありますでしょうか?

水村:飲食業に限らず、製造業など幅広い業種で事業承継を促進するために、今後も本公募を継続して実施していきたいですね。「経営者による前向きな決断」としての事業承継M&Aのイメージを高め、経営者ご本人に留まらずその周りも含めて一人でも多くの方にビズリーチ・サクシードを認知していただくことで、経営者にとっての選択肢を広げられると信じています。だからこそビズリーチ・サクシードの認知度をさらに上げていきたいです。

「価値ある事業を未来につなげる」というのがビズリーチ・サクシードのミッションなのですが、これを実現するために様々なことに取り組んでいきたいです!

―ありがとうございました。
これからも事業を未来につなげる公募、楽しみにしております!!




この記事をインタビューしたメンバー

乾 友香/ Yuka Inui


新卒で銀行に入行し、その後人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして勤務。2018年にビズリーチに入社。現在は人事本部の採用マーケティング室にて採用に関わるコミュニケーション設計や、Reach Oneの編集を担当。特技は歌モノマネ。