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「知ることで壁は超えられる」|今村 慎太郎(ビズリーチ事業部 セールス職 部長)

ビズリーチの各事業や組織をリードするキーパーソンをご紹介するビズリーチ「キャリアインタビュー」。今回は、ビズリーチ事業部 セールス職 部長 今村にインタビューしました。

今村は大学を卒業後に大手人材サービス会社へ入社。その後、まだ日本では広がりを見せていなかったダイレクトリクルーティングという採用のあり方を知り、自らも一緒にマーケットを作っていきたいと強く思いビズリーチへ。困難に直面しても、持ち前の吸収力をもって前進し続ける今村にキャリアについての考え方を聞いてみました。

「知ること」で壁は超えられる

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今村 慎太郎/Shintaro Imamura
中央大学を卒業後、大手人材サービス企業へ入社。人材紹介サービスに従事し、企業向けの採用支援に携わる。2013年にビズリーチへ入社しビジネス開発部門にてセールス職に従事。BizReach Awardsにて全社MVPを受賞するなど、セールス職担当として活躍した後、マネージャーとしての役割を担い、現在はビズリーチ事業におけるセールス部門の部門長を務める。

「可能性」を信じることで広がる未来

仕事において、大きな壁にぶつかってなかなか思い通りに物事を進められないことがありますが、そんな時は、「できないのではなく、(やり方を)知らないだけ」と思うようにしています。お世話になっている社外の先輩の受け売りなんですが、とても好きな言葉です。「能力がないのではなく、知らないから思うようにいかないだけなんだ」そう思えば、諦めたり、悲観したりするのではなく、できるようになるための方法を探ろうと、意欲がわいてくるんですよね。

そして、周囲のひとに対して「レッテルを貼らない」ということも大切にしています。「あの人はこういうタイプだ」といった決めつけは可能性を狭めてしまいますし、ある側面だけを見て捉えられるほどに、人は単純ではないじゃないですか。やっぱり、一緒に働く仲間の可能性を信じていきたいですし、どうすれば実現できるのかを考え続けた方が楽しいんじゃないかと思っています。

自分の決断で可能性を広げる

親族に医者が多いということもあって、小さな頃から「自分も医者になるんだ」と、ぼんやりと思っていました。そういった中、医学部進学が多いことで知られていた全寮制の中高一貫校に進学。 多感な年頃に、出身地もバックグラウンドも違う同級生と生活を共にすることで、自分のアイデンティティを強く意識するようになったり、自身の価値観が形成されたように感じます。 何となく「医者になりたい」と思っていた気持ちにも変化が生まれます。

きっかけの一つは、キューバ革命で知られるチェ・ゲバラが革命に身を乗り出そうと思い至った軌跡が描かれた「モーターサイクル・ダイアリーズ」という映画でした。医師を志していたゲバラでしたが、南米を旅する中で、情報が閉ざされていることによって生まれる不条理や理不尽に苦しむ人々と出会い、考えが変わっていくんです。自ら行動を起こし、知らなかった事実を知ることで、自分の進むべき道を選択していく姿に心が動かされたんですよね。 それまでは与えてもらった環境に身を委ねていましたが、自分が本当にやりたいことは何なのかと、立ち止まって考えるきっかけになりました。 加えて、寮生活は閉鎖的な空間で、その反動もあってか、世の中をもっと知りたいという思いが強くなっていきました。 医者を目指すことをやめたのは、家族や周囲の期待には反していたと思います。ただ、最後は、「覚悟を持てるのであれば、自分が本当にやりたいことを選びなさい」と背中を押してくれました。自分の頭で考えて決断することの苦しさと大切さを、その時に教わったように感じます。

ビジネスで世の中をより良くする

また、大学時代に訪れたバングラデシュのグラミン銀行にも大きな影響を受けました。グラミン銀行はビジネスの分野で初めてノーベル平和賞を受賞している団体です。僕が感銘を受けたのは、グラミン銀行が持続可能なビジネスという仕組みで世の中をより良くしていたこと。「ビジネスを通して世の中の問題を解決していく」ことに強い興味を持つことになる出会いでした。現地には、社会課題の解決に向けて、日本から来ている国際機関の方や事業家の方も多くいました。思いはもちろん、解決策を明確に持ち、具体的に行動・実行されていた現地の方々に刺激を受けると共に、思いを形にする力を身につけるためにも、大学卒業後は事業づくりに取り組める環境に飛び込むことを決めました。

ダイレクトリクルーティングを採用の選択肢の一つに

新卒で入社した会社では人材紹介サービスに携わり、リクルーティングアドバイザーとして企業の採用支援に取り組んでいました。在籍期間は短かったのですが、自身の仕事の基礎となる考えは入社後最初の上司に教えてもらったように思います。「商売は、ただモノを売ったりサービスを導入したりすることではなく、お客様の商売を大きくすること」「対価を貰っている以上お客様が抱えている課題を解決するのは当たり前、"目の前の"お客様が向き合っている"その先の"お客様のことを考え続けなさい」と口酸っぱく言われました。

一緒に働くひとにも恵まれ、個人と企業の間に立つことで生まれる介在価値を感じる機会も増えていきました。その一方で、お客様からいただく対価に見合う介在価値を発揮できているのかを自問することも増えていきました。「自分が介在することで不要に自分自身の思惑が影響し、個人と企業の出会いの可能性を狭めることになっているケースもあるのではないか」と。そんな中、当時海外では当たり前に活用されていた、企業の人事担当が候補者をデータベース上で検索し、直接コンタクトをとって採用につなげる、いわゆるダイレクトリクルーティングの考え方を知ります。この採用のあり方が日本でも必要なのではないかと思い、広めていきたいという気持ちが強くなっていきました。

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ちょうどその頃、ビズリーチで働いていた知人を通じて代表の南と会う機会がありました。興味のあったダイレクトリクルーティングの話を聞きつつ、これからの日本の採用市場についての考えをぶつけてみました。結果として、ビズリーチがつくりたい採用のあり方に素直に共感し、ダイレクトリクルーティングが採用活動の当たり前になった未来に心踊ったことを覚えています。 もちろん、新卒で入社した会社を辞めることにためらいがなかった訳ではありませんが、最終的にビズリーチへの入社を決めたのは当時営業部長だった多田(現取締役)の「一緒に(マーケットを)つくりたくないの?」という問いかけです。シンプルな言葉ですが、彼の中の確信と強い思いを感じました。この人たちとダイレクトリクルーティングのマーケットをつくっていきたいと思い、ビズリーチへの入社を決めました。

大きな挫折が自分を変えてくれた

2013年にビズリーチに入社してから約2年は新規営業を担当していました。メンバーとしてBizReach AwardsでMVPを受賞し、その後、リーダー、そしてマネージャーを任されることに。初めての経験ばかりで、うまくいかなかったことも沢山ありましたが、シラケることなく地道に目の前のことに向き合い続ける中で、再度BizReach Awardsにてベストマネージャー賞を受賞させてもらいました。順調にキャリアを歩んだように聞こえるかもしれませんが、マネージャーに昇進してすぐに大きな挫折を味わいました。組織の方針を立てること、実行に落とし込むことを初めて任され、結果は大失敗。売り上げが目標を大きく下回っただけでなく、組織の雰囲気もどんどん悪くなっていきました。どうすればうまくいくか、何から手を付けたら良いのか見当もつかない状態でした。言われなくても伝わってくるほどチームの空気が重たく、恐らくですが、向かう先を信じて一緒に前に進んでいきたいと思う人は、誰一人としていなかったのではないかと思います。

精神的にまいっていた中、支えてくれたのは周囲の仲間たちでした。また、深夜まで電話で相談に乗ってくれたり、僕の泣き言を聞いてくれたりした当時の上司の酒井(現執行役員)。嗚咽交じりで電話したこともあり、何を言っているかわからなかったと思うんですが、気持ちを受け止めてくれていたんでしょうね(笑)。本当に今でも感謝しています。 その後、自身の失敗について多田と話す機会がありました。その時気づいたことは、自分が立てていた戦略は、それっぽく見せかけた単なる思いつきのアイディアに過ぎなかったということ。その根拠も、その取り組みでなければならない理由も明確ではなかったんですよね。戦略のイロハもわからないまま闇雲に動くのではなく、なぜそうするのかを言葉にするために定石と言われる拠り所を知っておく、理解しておくことが必要なのだということを学びました。

この時も「できないのではなく、知らないだけ」だったのだと思います。いろいろな人に迷惑をかけましたが、本当に大きな学びの機会でした。責任のある大きな役割と機会を与えてくれた感謝と、結果が伴わなかったことへの反省の気持ちを伝えると、多田は「慎太郎の成長への投資になるなら安いものだよ」と声をかけてくれました。「大きく返ってくることを期待しているからね」という言葉も続きましたが(笑)。その時の恩を成果で返したいという気持ちも、僕がビズリーチで働き続ける一つの理由になりました。

周囲を巻き込んで、みんなで事を成すことを目指す楽しさ

仕事は、自分一人で抱え込むのではなく、組織みんなでつくっていくものだと強く思います。昨年より、部長の役割を担うようになってからは特に組織全員で同じ方向を見て、事業を前に進める醍醐味と難しさを一層感じるようになりました。ひとりで意気込んでもだめなんですよね。頼れるところは頼ったり、力を合わせたり。頑張っている周囲の仲間には感謝をし、自分が失敗したり間違ったりしたら素直に謝って、どうしたらいいのかを一緒に考えながら前に進めていくものなのだと思います。

実際に、部長になって最初の頃は肩肘を張りすぎていた部分がありました。思い返してみると、「こうあるべき」「こうしなければ」という意識が強かった。組織がうまく機能していないように感じると共に、自分だけで独りよがりに進めようとしていたことを痛感しました。お客様のことを最も考えている一人ひとりの声を聞くことが出来ていなかったんですよね。

この失敗を経て、自分の知らなかったことや違う考えを知ることで可能性はどんどん広がっていくことを実感しましたし、結果としてより良い成果につながると信じられるようになりました。今後、僕たちの部門は苦しみながらも仕事を楽しむことができる組織にしたいと思っています。苦しいだけだと続かないし、楽しいだけだと変化や成長を感じられない。大変なことも沢山あるけれど、お客様の期待を超え続けることに挑戦しつづけ、振り返った時にみんなが誇らしく感じられるような本質的な価値を世の中に届けていけたら、最高ですね。



過去のキャリアインタビューはこちら
「仕事は楽しいものではなく、楽しむものである」|楠瀬 大介(カスタマーマーケティング部 部長)
「偶発性のキャリアを大切にしていきたい」|伊藤 綾(ビジネスマーケティング部 部長)
「「失敗しまくれるって素晴らしい」|中嶋 孝昌(執行役員)
「日本一のインサイドセールスをつくる」|茂野 明彦(ビジネスマーケティング部長)
「打席に立ち続けて気づけた、自分の強み」|津村 信太郎(執行役員)
「人の一生に寄り添った仕事がしたい」|古野 了大(サービス開発本部長、HRMOS採用管理事業部長)
「楽しみながら仕事ができれば、行き着いた先も楽しい」|酒井 哲也(ビズリーチ事業本部長)

※所属、業務内容は取材時点の内容です。


この記事をインタビューしたメンバー

乾 友香/ Yuka Inui


新卒で銀行に入行し、その後人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして勤務。2018年にビズリーチに入社。現在は人財採用部の採用マーケティンググループにて採用に関わるコミュニケーション設計や、Reach Oneの編集を担当。特技は歌モノマネ。